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2018.03.19

時計

機械式なのに1秒ごとに進む針。なぜ? 答えを知るのはあのブランドだ

腕時計の秒針の動きを注意深く観察したことはあるだろうか。クオーツ式なら1秒刻みにジャンプして進み、機械式ならテンプの振動数に応じて滑らかに進む。前者をステップ運針、後者をスイープ運針と呼ぶ。
 

「A.ランゲ&ゾーネ」の腕時計

YGケース、世界限定27本、40.5mm径、手巻き。534万円[予価]/A.ランゲ&ゾーネ 03-4461-8080
脈拍計測などコンマ以下が不要な秒刻みを重視する場合、“スイープ”より“ステップ”のほうが読みやすい。そして実は機械式でジャンプ運針を行うことは容易ではない。その困難をクリアした機械式。しかもセンター針が“ステップ”で、サブダイヤルが“スイープ”という併設型で、プッシャーによりセンター針のスタート / ストップが可能という複雑機構だ。

ブランドのDNAであるこの機構を用い、昨年他界したブランド再興の祖であるウォルター・ランゲ氏(写真)を偲んだモデル。名門の気骨である。
PGケース、世界限定90本、40.5mm径、手巻き。534万円[予価]/A.ランゲ&ゾーネ 03-4461-8080
WGケース、世界限定145本、40.5mm径、手巻き。534万円[予価]/A.ランゲ&ゾーネ 03-4461-8080
 
中村利和(BOIL)=写真 松田有記=スタイリング


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