パッと見では何かわからない。でも妙に気になる(もちろん、得体の知れないモノじゃない)。そんな遊び心と中毒性のあるモノはやっぱり印象深いし、周りの視線も心地良い。
というわけで、一筋縄ではいかない“クセがすごい”アイテムをピックアップ。もしかしたら、あまり距離の近くないあの人とも「それ何?」をきっかけに、会話が弾んだりするかも。
「ペルチィズム×パードン キムラ」の冷蔵庫型スピーカー
世界中からガーナに廃棄物として集められた家電製品が深刻な環境汚染の一因に。これを受けて立ち上がったのが冷蔵庫メーカー、ペルチィズムとサウンドクリエーターのパードン・キムラ氏。廃棄物をアップサイクルして、ユニークなスピーカーを製作した。
「ハンター」のブーツジャック
ウッドのインテリアやガーデニングツールを製作しているロンドンの工房から産まれたブーツジャック。手を使わずシューズが脱ぎ履きでき、玄関先に置いておくだけでインテリアにもなる頼もしいアイテム。
「シング ファブリックス」のソックス
“一生愛せる消耗品”をコンセプトに掲げる奈良県発の注目株。クールマックスを使ったサンダル専用のフットバンド(=靴下)は、サンダルを履いたときの履き心地と見栄えを向上させてくれる。
「ホール アンド ホーランド」のバッグ
レトロなレザーバッグかと思えば、流れてくる美しい音色。さまざまな映像作品や広告の音楽を手掛ける東京の音楽レーベルによる意欲作。H20×W30×D15㎝
「ビンテージ マーブル アップル」のペーパーウェイト
おひとついかがでしょ? 机に置かれた、一個のりんご。しかし持つとずっしり重い。聞けば、大理石でできているそう。しかしこのリアルな質感と色合いはお見事。何とも“お石そう”な逸品なのだ。
ヴィンテージの玩具
知的玩具メーカー、クリエイティブプレイシングスによる1964年のデザイン。子どもが木馬のように乗って遊ぶためのものだが、プロダクトとしても洒落ている。自宅のアートにもバッチリ。
「T-マイケル」のキーケース
ノルウェーを拠点にするデザイナーがつくった逸品は円形のシボ革でできた異色のキーケース。リングにつながるコードをマグネットで開閉する仕組みで、ICカードも収納可能。
「ダブレット」のバッグ
小脇に抱えるのは買ったばかりのストライプシャツ……ではありませぬ。ズバリ答えは、クラッチバッグ。ビニールの内側に入ったシャツは取り出せないのが惜しいほどにリアルなつくり。
「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™」のベルト
キレイ好きの先輩のデスクの上に、ありそうなステーショナリー。なんて思わせて、実はガチャベルト。セミクリアのベルト部分には全体に文字がプリントしてあり、トップスをタックインしても絵になる。
ノーブランドのハエたたき
これ何? センスのいいウォールハンギング!? ブブー(パシッ!!)実はドイツ系移民“アーミッシュ”の人々が作っているレザー製ハエたたき。彼らはそのシンプルで質素な暮らしを守るため、車や電話、パソコンなど電化製品はほぼ持たずに自給自足している。無駄のないシンプルなデザインの美しさが目を惹く。