ジャケットとブルゾンを組み合わせたアウターに、縦糸が黒、横糸が赤のデニム。なんとも洒落たこのウェアは、ピッチ外で選手が着用する“オフフィールド・ユニフォーム”なるもの。ディーゼルが、ミラノに拠点を置く世界的サッカーチーム、ACミランのために製作したカプセルコレクションだ。
片やチームカラーにちなんだ愛称が“ロッソネロ”、片やコレクションを手掛けた人物の名前がアンドレア・ロッソと、奇しくも“ロッソ”つながり。洒脱なミラノのジョカトーレがカジュアルを牽引するなんて、ファッション都市らしい、夢のある話じゃないか。
「ディーゼル」のジャケット、デニム ファッションにもサッカーにも情熱を傾ける、実にイタリアらしいコレクション。異なるフィールドではあるけれど、掛け合わせたことでこんなにもモードライクでクールなアイテムができることをディーゼルが教えてくれた! 個性出しにもうってつけじゃないの。
鈴木泰之=写真 鈴木淳子=スタイリング