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2018.01.21

ファッション

今知っておくべき24のアイウェアブランド【モード編】

名前くらいは聞いたことがある、そんなブランドは結構あるんじゃない? でも、その歴史やポリシー、生産背景まで深く理解すればより愛着も増すと思う。
そこで、いい大人が今知っておくべき優良銘柄24本をカテゴリー別に紹介。今回は、ファッションの最先端を行くモードブランドを見ていこう。
>時代編はこちら
 

MODE
エレガントでありながら、ファッションの楽しさまで教えてくれるのが世界的モードブランド。彼らのアイテムには、決まって自身を示す確固たるアイコンや意匠が存在する。それ、アイウェアも御多分に漏れずで、我々のブツ欲を大いに刺激するんだ。

 
SAINT LAURENT サンローラン
3万9000円/ケリング アイウエア ジャパン 0800-555-1001
モードの帝王の異名を持つイヴ・サン=ローラン。20世紀のファッションシーンを牽引し、今なお語り継がれる氏のブランドからは、華美な装飾を排し、ボリューム感あるブラックアセテートと智に埋め込んだメタルチップという、いたってシンプルなエレメントだけで男らしい世界を表現したフレームがラインナップ。生産はすべて、イタリア屈指のファクトリーが手掛ける。
 
DIOR HOMME ディオール オム
5万7000円/サフィロジャパン 0120-54-7750
クラシックでエレガントな要素を自在に操るクリス・ヴァン・アッシュがクリエイティブ・ディレクターを務めるディオール。アイウェアファッションの首都、パリに本拠地を置き、新たなトレンドを創出する。例えばこの1本はメタルフレームをリムに挟み込む「ソフト枠」と呼ばれるスタイルに角状の智をあしらい、モダンには極薄のアセテートを使うなど、旬なディテールが凝縮されている。
 
GUCCI グッチ
3万4000円/ケリング アイウエア ジャパン 0800-555-1001
アレッサンドロ・ミケーレ率いるグッチ。ブランドを象徴するウェブストライプの赤と緑を左右のテンプルでアシンメトリーに配した。ベースカラーの黒との切り替えの継ぎ目は丁寧に研磨され、段差がほとんど感じられない。イタリアのアイウェア産業は2010年頃を境に小さな工房の高いクオリティが注目を浴びるが、今作もそうした腕利きの職人によって作られたのだ。
 
BOTTEGA VENETA ボッテガ・ヴェネタ
5万7000円/ケリング アイウエア ジャパン 0800-555-1001
時間と手間を惜しまず、丹念に編み込まれたイントレチャートをはじめ、アルチザンの息吹を感じさせるモノづくりに情熱を傾ける。その哲学を落とし込むこちらは、メタルパーツにイントレシャートを刻み込み、透明なブローパーツをオン。クリアアセテートと黒鉄色のメタルパーツからなる控えめなモノトーンからは、あくまで掛け手を主役とする気配りすら垣間見える。
 
TOM FORD トム・フォード
5万2000円/トム フォード アイウエア 03-6804-3652
トム・フォードほど、アイウェアがもたらす視覚効果を熟知するファッションデザイナーは存在しないだろう。自身が監督を務めた映画『シングルマン』でも、実に効果的に黒いセルフレームが登場した。サーモントブローの新作は、狭い天地幅がシャープな印象を加速させつつ、丸みを強調したレンズシェイプが優雅な表情に。そして智にはもちろん、Tアイコンが光り輝く。
 
モードブランドの作りへのこだわり、いつまでも忘れない遊び心、連綿と紡がれてきた長い歴史。その全てが、“らしい”アイコンや意匠に凝縮されているからこそ、我々はそれを目にするたび心が弾む。その気持ちはアイウェアにおいても変わらない。
 
清水健吾=写真 菊池陽之介=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク


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