「神は細部に宿る」。バルセロナチェアでもお馴染みの名建築家、ミース・ファン・デル・ローエの名言を借りるまでもなく、理想の部屋作りには細かなディテールも一切妥協はできないし、したくない。
小さなパーツゆえ見逃されがちだが、センスのいい部屋とそうでない部屋をわけるスキマになるのが、照明などのスイッチプレート。どんなものを選べばいいのか、6年以上続く本誌の住宅連載「OH! 家事情」にも登場してもらった山本隆介さんのケースを参考にしたい。
ハズしてハメるお手軽DIYで、部屋を速攻でイメチェン!
スイッチやコンセントプレートには意外と個性が滲むもの。サーフィンが趣味で湘南に自宅を構える山本隆介さんの玄関では、工業用のトグルスイッチを採用している。
「ガレージな雰囲気にしたくて。これは家を建てた際に電気工事士にやってもらいましたが、このテンションが気に入ってコンセントプレートもメタルに変更。ハズしてハメるだけで部屋の雰囲気が変わりますよ」。確かに、メタルのトグルスイッチとグレーの漆喰壁で、ワイルドな印象に仕上がっている。
お手軽とはいえ、気をつけるべき重要ポイント
スイッチプレートをカスタムする際の注意点は、プレートから“裏側”がはみ出ないようにすること。コンセントタップなどのサイズを測ってから、モノを選別しよう。ちなみに、コンセントそのものやスイッチの交換には資格が必要なので要注意。
部屋の仕上げに使いたい、おすすめプレートはコレだ!