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山口カトリック教会

山口市は、室町時代スペイン人宣教師らにより日本で初めてクリスマスを祝ったとされる土地。それを記念し、12月に入ると市全体がクリスマスムードに包まれる。そんな縁深いこの街にある「山口カトリック教会」でクリスマスを祝えば、より特別感が出るはずだ。
山口サビエル記念聖堂にて
同教会ではクリスマスコンサートが恒例となっていて、2017年は23日に開催。1933本もの管からなるパイプオルガンの荘厳な音色と、麗しい歌声に魅了されるだろう。翌24日の夜にはキャンドルサービスとクリスマスイヴミサが2回、25日の朝にはクリスマスミサも。ちょっと足を延ばしてみるのもいいだろう。
山口カトリック教会 X’mas スケジュール
12月23日(土)
18:30~ クリスマスコンサート
12月24日(日)
18:30~ キャンドルサービスとクリスマスイヴミサ
21:00~ キャンドルサービスとクリスマスイヴミサ
※異なる内容を2回開催
12月25日(月)
9:30~ クリスマスミサ
山口カトリック教会
住所:山口県山口市亀山町4−1
電話番号:083-920-1549

www.xavier.jp/
 

軽井沢高原教会

最後は国内屈指のリゾートとして知られる軽井沢から。ここは、実は宣教師が拓いた街。そんなこの地で、誰にでもひらかれた教会として知られるのが「軽井沢高原教会」だ。大正時代から多くの人々の幸せを見守り続け、由緒ある歴史を持っている。
教会の前には、高さ6mのもみの木ツリーが空につながる光のように輝く
クリスマス時季には大きなツリーが飾られ、12月の金土日と25日には「クリスマスキャンドルナイト 2017」を実施。この日はツリーの輝きに加え、森の中央にはランタンキャンドルのやさしい光に照らされて「光の十字路」が浮き上がる。幻想的な雰囲気で冬の聖夜を演出するのだ。
やさしくあたたかなランタンキャンドルと光の十字路
イベントにも注目。ゴスペルと牧師からのクリスマスにまつわる講話を聞ける「クリスマス音楽礼拝」や「ハンドベルの調べ」が開催される。2017年の講話は「ギフト」がテーマ。音楽礼拝とその後の星空式では「賢者の贈り物」の話を紹介する。美しい音楽とともに、大勢でクリスマスの訪れを祝おう。
教会が主催するなかでも日本屈指のコンテンツを設ける同教会。より楽しめるような催しとして、次のようなポイントも教えてくれた。
「軽井沢高原教会では、ランタンキャンドルのあたたかな光が灯る森の散策は幻想的な世界をお楽しみいただけると思います。ランタンの貸し出しも承っておりますので、お気軽にお声がけください。また聖夜にあえてメールではなく、お手紙でメッセージを伝えるというのもオススメですね。教会では『クリスマスレター』という催しを設け、手紙を書く機会を提案しております」。
軽井沢高原教会の「クリスマスレター」は、2017年12月1~24日の金・土・日と、25日の18:30~21:00で実施
正月に年賀状での挨拶もいいが、年末にクリスマスレターを送るというのは確かにオシャレ。夫婦で行くなら、両親や親しい友人夫婦に日ごろの感謝を告げるというのもありかもしれない。これだけ多彩な企画がある同教会。これまでの参加者の声にはどのようなものがあるのだろう。
「首都圏で行われているような煌びやかなイルミネーションと違い、心あたたまる灯りに包まれる森は幻想的といった喜びの声をいただくことは多いですね。また、牧師先生の講話とゴスペルの礼拝は歴史ある本物の教会ならではという評価も」。
聖夜をリゾートの教会で過ごせば、非日常でロマンチックな時間を過ごせそう。また近場でも、クリスマスの礼拝やコンサートなどをカジュアルに開催している教会もある。聖夜までまだ期間は十分! ぜひ探してみてはいかがだろう。
軽井沢高原教会 X’mas スケジュール
軽井沢高原教会 クリスマスキャンドルナイト2017
■12月1~24日の金・土・日と25日(月)
18:30~21:00 ランタンキャンドルと光の十字路、ランタン散策、想いを届ける クリスマスレター
20:00~20:15 アドベントキャンドルを灯す 星空式
■毎週金・土
19:00、19:20、19:40(各回10分) ハンドベルの調べ
■毎週日曜と25日
18:45~19:00 ハープ演奏
19:30~20:00 クリスマス音楽礼拝
軽井沢高原教会
住所:長野県軽井沢町星野
電話番号:0267-45-3333

www.karuizawachurch.org/

取材・文=中山秀明


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