
武骨で、シックで、存在感もある。根強いミリタリー人気も相まって、夏季もよく目にしたカーキ。合わせる服を選ばず守備範囲も広い万能カラーを取り入れた装いは、冬季も継続しそうです。
「WORLD街角父ラッチ」を最初から読む
アウター、ボトム/ともにデウス エクス マキナアンドレさん(34歳)
in Los Angeles
男ならきっと分かるでしょ、土クサい格好良さ。アンドレさんはそれをカーキでストレートに表現。なんとワンちゃんのリードまでカーキ。お見それしました。
シャツ/コモリ、ボトム/テアトラ横江聡明さん(37歳)
in Tokyo
ジャケットの色みとゆったりしたサイズ感が絶妙。だからブラックスタイルも優しい顔立ちになる。それは素敵な笑顔にも影響してる!?
ブルゾン/イレブンティ、ボトム/A.P.C.ケリーさん(41歳)
in New York
アウターはスポーティなジップアップフーディ。だけど、カーキを選べばグッと大人っぽくなる。ボトムも含め、ジャストサイズの着こなしが好印象。
シャツ、ボトム/アミ アレクサンドル マテュッシアダムさん(32歳)
in London
高感度なフレンチブランドをサラリと着こなすあたりにセンスの良さが感じられる。ダークトーンの装いに光る淡色トップスでライトな表情に。
シャツ/ディーゼル、ボトム/ベン・シャーマンアンディさん(43歳)
in New York
ドロップショルダーのジャケットに合わせたのはカーキのスリムパンツ。スポーティな足元で抜け感を取り入れるあたりはさすが。
シャツ/オーラリー、ボトム/イッティ ビッティ若槻裕太さん(32歳)
in Tokyo
シーンの最前線を走るブランドアイテムを選び、トレンド感を演出。黒×カーキのオーソドックスなコンビを絶妙なシルエットバランスで格上げさせた。
ジャケット/クラブモナコ、ボトム/スコッチ&ソーダトーマスさん(34歳)
in New York
カーキのフィールドジャケットを中心に据えた男気溢れるスタイリング。方やお隣のベビーは、カラフルカラーに身を包んでポップに。そのコントラストも素敵。
ジャケット/ジースター ロゥ、ボトム/ギャップシモンさん(50歳)
in London
カーキ&デニムの定番的組み合わせ。そこへハットやストールで味付けすることで自分らしさを加えている。ちなみに、インナーのシャツも“チェック”である。
迷った時にこそ手に取る色ってあるでしょ? 安心できる万能さと大人に必要な落ち着きをもたらしてくれる色。カーキなんてまさにうってつけ。男らしくいくか、大人っぽくいくか。どちらにせよ、主要カラーとして今冬も頼りにできるってことを世界の街角が教えてくれた。
恩田拓治=写真(東京) 山田ヒロミ(ROMY & Co.)=写真・取材(NY) MIMI WADA=写真・取材(LA) YUMIKO SWAN=写真(ロンドン) IORI DOUGAN=取材(ロンドン)