デザイン&メンテ性が抜群！プロ推薦の“男の多肉植物”とは？

若かりし日、うっかりケアを怠って、植物を枯らしてしまった。そんな苦い経験から早幾年。そろそろもう一度植物に興味を持ってみてもいいかもしれない。ただ、同じ過ちを繰り返すのは能がない。少なくとも、時間が有り余っていた時代に比べて、今の方が忙しい。そこで、多肉植物はいかがだろう？
「水やりの頻度はほかの植物に比べて少ないですね。男性も買って行かれる方は多いですよ」

こう教えてくれたのが、川崎で大小さまざまな植物を取り扱うソルソファームの諸岡和恵さん。「オッサンにピッタリな多肉植物は？」という視点でセレクトしてもらった！

トリコディアデマ 姫紅小松
「かなり人気があります。すごく育てやすくて丈夫ですよ」と勧めてくれたのが、かわいらしい名前の姫紅小松。その成長スピードはゆっくりだ。手のひらサイズでも10年モノなのだとか！ 幹が太く、盆栽のようにして楽しむ御仁も多いという。じっくり育ててあげたい。
育てやすさ：★★★★★
珍しさ：★★★★★
コスパ：★★★★★

サンセベリア キブウェッジ
ちょっと尖った映画みたいな名前のコチラは、南アジアから熱帯アフリカまで広く自生するサンセベリア属の交配種。見るからにシャープな葉っぱがカッコいい、個性的な形が特徴的だ。「こちらも育てやすいので、忙しい人にオススメですよ」とのこと。せっかくなら“トガった”植物が育てたいという人、いかが？
育てやすさ：★★★★★
珍しさ：★★★☆☆
コスパ：★★★☆☆

ユーフォルビア 白衣ホリダ
サボテンみたいな形だけど、実はコチラも多肉植物。ゴツゴツとしたフォルムが男らしい印象だ。「ユーフォルビアは多肉植物のひとつですが、あせた色味がカッコいいでしょ？ 乾燥にも強く、日当たりさえ確保すれば育てやすいですよ」と太鼓判！ 南アフリカに自生している種なのだとか。
育てやすさ：★★★★★
珍しさ：★★★★★
コスパ：★☆☆☆☆

ユーフォルビア ホワイトゴースト
幽霊のシルエットのようなコチラも、なかなかカッコイイ。「名は体を表す」を地で行く多肉植物のお仲間である。「実は真緑の品種もあるんです」と教えてくれた。枝の伸び方でかなり印象が変わるので、自分好みのものを選んでほしい。
育てやすさ：★★★☆☆
珍しさ：★★★★☆
コスパ：★★☆☆☆

アガベ 風雷神
「好きな人は好きですよね」というコチラ、リュウゼツラン属の多肉植物だ。ゴージャスなビジュアルだが、海外では“食用”としても人気で、シロップとしても売られているそう。育て方はまさしく“放置”で大丈夫。外で雨ざらしでOKだ。日当たりさえあればすくすくと育っていく、手離れのいいヤツなのだ。
育てやすさ：★★★★★
珍しさ：★★☆☆☆
コスパ：★★☆☆☆
ここでレコメンドしたもののみならず、ご存じのよう多肉植物は数多く存在している。「これ、カッコいい！」から入るのは、インテリアもファッションも同じ。そんな感覚でプランテーションに挑戦してみるのも、愛着が湧く第一歩かもしれない？
【店舗情報】
ソルソファーム
住所：神奈川県川崎市宮前区野川3414
電話番号：044-740-3770
営業：10：00～17：00（土日祝日のみ営業）
http://solsofarm.com
撮影＝林 和也