ホームパーティに各種子供の行事、あるいは近所の買い物だって“お知り合い”に出くわしかねない。だから、装いには気を抜けないオトーチャンの休日。
頼りにすべきは、ずばり、ライトな着心地のジャケットだ。選びの条件は、軽くて脱ぎ着がしやすいうえに、シワに強い素材で仕立てられているもの。それゆえ、くしゃっとバッグにしまうこともできる。
手持ちの煩わしさもなく、ガチガチにキマりすぎずに装えるから、Tシャツにプラスワンする存在としても重宝するのだ。
Neil Barrett
ニール バレット
極細ラペルに短丈のデザイン。モードブランドのなかでも、クリーンな印象の強いニールバレットのトラベルコレクションからの紺ジャケをチョイスした。シワに強く、袖が本切羽なので腕まくりもしやすく、暑さ回避的にも、着こなしのアクセント的にも使える。日本専用にデザインされたというのも、なんだかうれしくなるじゃないか。スラックスとスニーカーという抜け感がありつつもきちんと見えるコーディネイトなら、きっと近所のママたちからもウケが良いはず、なんてね。
DENHAM デンハム軽量なホップサック生地からなる一枚仕立てのネイビージャケット。胸ポケのないミニマルデザインとウォッシュ加工が、軽快な印象をより際立てる。
DESCENTE PAUSE デサント ポーズ伸縮性、撥水性、通気性、軽量性といった現代のジャケットに必要なファンクションが満載。レーザーカットされたフラップポケットも特徴だ。
DIESEL ディーゼルネイビーと黒からなるやや太めのストライプのシアサッカーは、羽織るだけで洒落感が高まる。袖の1つボタンや赤いステッチワークなども秀逸だ。
BARNEYS NEW YORK バーニーズ ニューヨークユルく気軽に着られて、シワも気にならないパイル生地。それでもピシッと見えるのは、ダーツが複数入ったスリムシルエットのおかげだ。
UNIQLO ユニクロ打ち込みの強いジャージー素材は、型崩れしにくいうえに、安心の着心地を保証。丸みを帯びたナチュラルショルダーを採用し、モダンなフィッティングとなっている。
MONSIEUR NICOLE ムッシュ ニコル羽衣が現代にあればきっとこんな感じ。と思えるほどに軽量なテンセルの混紡素材を縦編み調に。ドレープ感と光沢感がドレッシーな雰囲気を高めてくれる。
最期に着こなしのワンポイントこれらのジャケットの実力を引き出すためには、パンツの色に気をつけたい。例えばTシャツ&デニムでも、ジャケットに合わせてブラックデニムを選べばよりシックに。だから、午後から愛娘と一緒の行事があるこの日も、バッグからさっ! と出して羽織るだけで、“よそ行き”に。
ちなみにコチラは機能派で売るブランドからの1着は、シワ加工が施された味のある表情。だからバッグにくしゃっと入れてもへっちゃら。プライベートで大活躍のライトジャケット、着こなしの幅はもちろん、ライフスタイルまで広がりそうじゃない?