[変身後のスタイル]
スタイル1:白シャツとデニム、いつものコンビもシルエット変えで新鮮に
「いつも着ているアイテムなのに!」と、変貌ぶりに驚きを隠せなかった松岡さん。かしわ手を打ったのは白シャツのタックイン。これなら、たっぷりシルエットの白シャツでもしっかり見せられる。顔馴染みのアイテムなのに、まるで初めて袖を通すかのような新鮮な感覚だ。
スタイル2:“ボンタン”にならないワイドパンツ攻略のカギはコンサバ感
当初は「着こなしが難しそう」と、一般的な大人たちの本音を代弁するかのように話していたものの、いざ履いてみると違和感ゼロ。理由は、トップスにジャストサイズのアンサンブルニットを合わせたためだ。シックな色をシンプルに合わせることでコーディネイトが難なくキレイにまとまる。
スタイル3:大人になって縁遠くなったパーカも、これなら気後れせずに着られる
大人たちの多くが若い頃はよく着ていたであろうパーカ。今となっては若造感が出かねないと手が伸びづらいのは先刻承知。しかも、ゆったりシルエットだから余計にね。そんな危惧を、大人然としたクリース入りのスラックスが救ってくれる。短靴と合わせれば大人としての威厳もしっかりキープ可能だ。「シャレた大人の休日コーデって感じですね(松岡さん)」。
[今回のホットなキーアイテム]
ビッグシルエットのシャツ、パーカ、パンツ
ドロップショルダーで身頃が広く、たっぷりとしたシルエットが特徴のブロードシャツ。
アームが太く、身頃もゆとりのあるパーカ。シックな印象のアースカラーは、トラウザーなどドレスっぽいアイテムとの相性がいい。
裾まで真っすぐ落ちたワイドストレートのコーデュロイパンツ。タック入りなので、腰回りにゆとりを持たせつつ美しいシルエットを描きキレイにはける。
定番アイテムならではの安心感はありがたいが、頼りきりではマンネリに。その歯がゆさをちょっとした配慮で解決できたらこれほど嬉しいことはない。となれば、シルエットひとつで新しさを得られるビッグシルエットのアイテムとは、秋に向けて良好な関係を築きたいところだ。
清水将之(mili)=写真 星 光彦=スタイリング 越智めぐみ=ヘアメイク