夏も終わり間近! ってことで夏の「WORLD街角父ラッチ」総決算を。それにしても、モノトーンやネイビーなどなど。まあ、定番カラーの採用の多いこと。でもそれが、“いつもの”に見えないのが不思議。その理由を紐解いていこう。
「WORLD街角父ラッチ」を最初から読むTOKYO
土屋信博さん(42歳)
ホワイトのTシャツにカーキのショーツ。力みなど一切ない夏のベーシックな装いでもなお、洒落て見えるのは足元のおかげ。採用したのはヴェイパーマックス。激レア!
宮内竜一さん(33歳)
ネイビーとブラック。静かなトーンで全体をまとめた分、メタリックグレーのサコッシュやチェッカーフラッグのスリッポンの好アシストがことさら目につく。インナーのチラ見せ具合も、いいね。
藤野龍哉さん(37歳)
セットインスリーブの印象が強いセントジェームスも、ラグランタイプなら新鮮。その足元はオールデンのスエード靴。随所に見せるこだわりが、いつものマリンに見えない理由。
NEW YORK
グレゴリーさん(42歳)
分かりやすく白黒つけたファミリー。選んだアイテムはどれもジャストサイズだから、印象もすこぶるクリーンだ。
アンドレさん(42歳)
全身真っ黒。それによってさらに際立った、ラガーフェルド御大のイラストプリントでもう勝負アリ。異彩を放つシューズや、ド派手な配色のバッグ以上に目立ってる。
LONDON
ロニーさん(38歳)
コーディネイトは定番カラーのネイビー主体。それでもTシャツにビッグサイズを選んだことで鮮度がよみがえる。斬新な配色のヴァンズも、適度な差し色としていい感じ。
ルカさん
全体をブルーでまとめたルカさん。インナーにボーダー柄を差し、マイルドな色落ちのジーンズを選んだことで、ワントーン特有の単調さをいなし、さらにキャラ立ちも。秋コーデにも使える!
ボグダンさん(32歳)
アイテムはどれも黒系。それオンリー。ただ、グラデーション風に合わせたことでメリハリがつき、淡白に見えない。大振りのべっ甲柄サングラスにより、さらにこなれたイメージに。
LOS ANGELES
メンドさん(32歳)
キャップ、シャツ、ショーツのコーディネイトは、どれもがかすれたような色合いだからLAの空気にもしっかりマッチ。グレーのハイソックスとスニーカーのコンビも個性的。
差し色にシルエットのギャップなど、ちょっとした違いでベーシックカラーもこんなに新鮮に! 普段のコーディネイトにも応用できるテク、ぜひお試しを!
恩田拓治=写真(東京) YOUKEY=写真・取材(NY) MIMI WADA=写真・取材(LA) YUMIKO SWAN=写真(ロンドン) IORI DOUGAN=取材(ロンドン)