手ぶらがいいから、ケータイや財布はポケットに入れるというオッサンは多いだろう。ただ上着を羽織る季節ならまだしも、Tシャツ一枚の夏はパンツがパンパンになってない? しかもけっこう見られてますよ! このいろんな誤解を招きそうなパンツのもっこりを解消するならやはり、バッグだ。手ぶら派には敬遠されがちだが、ポケットの延長線として使える小さいタイプが昨今人気で種類も豊富。これを活用しない手はない。ジャンルごとに紹介していこう。
その1:「ツーウェイで使える“サコッシュ”」アウトドア人気とともに火が付いたバッグといえばサコッシュだ。もともと自転車乗りや登山者などに愛されていただけに丈夫で軽く邪魔にならないと、機能性も抜群。ストラップを外して、仕事や旅行時のバッグインバッグとしても活躍してくれる。
ヨットの帆にも使われる「キューベン・ファイバー」なる素材を使った「アンド ワンダー」のサコッシュ。紙のように薄いうえ、防水性も高い優れものだ。
その2:「究極のワンマイルバッグ“巾着”」巾着バッグもトレンドアイテムのひとつ。必要最低限の荷物が収まるだけの小ぶりなものも多く、ちょこんとしたルックスのさりげなさもナイス。手首に引っかければ両手を使いたい場面もノープロブレム!
「マイシンクス」の巾着は、エルク(ヘラジカ)レザーによる味わい深いシボ感と、しなやかな風合いがイイ。明るいイエローの配色により上質なヌケ感も演出されている。
その3:「技あり素材で選ぶ“ワンハンド系バッグ”」巾着と同じく片手で持つバッグはほかにもある。紙袋みたいな雰囲気のロールバッグや、フェイクスエードで仕上げたショッピング袋風のバッグなど、素材に一芸を持つ技あり系などいかがだろう。
独特な風合いが印象的な、「ザ・ノース・フェイス」のロールバッグ。高密度ポリエチレンによる不織布製。
脱力系のタイポグラフィが映える「ロンハーマン」の逸品。フェイクスエードによる質感もナイスだ。
その4:「上着のポケット替わりに、斜めがけ“ウエストポーチ”」昔から定番のウエストポーチも手ぶら派の良き相棒になる。ただ、腰回りにぶら下げたのではあまりもっこり解消にはならない。ボディバッグのように斜めがけして、すっきりこなれた印象に。
コーデュラナイロンを使用した、「ハーシェル サプライ」のタフなウエストポーチ。ボディに入ったサイズを示す数字の刺繡がインダストリアルな雰囲気で、シンプルなデザインに個性を加えている。
もっこりを解消すれば、パンパンでボテっと見える下半身もスリムに。また小さいバッグはアクセサリー感覚で使えるので、薄着のシンプルな格好に彩りを添えてくれる。夏のもっこりと服装のマンネリ解消に、持っておいて損はなしだ!