休日の昼に、冷蔵庫の余り物で“炭水化物メシ”。その代表格のひとつである焼きうどんは、世代を問わずよく作る定番メニューだろう。
「ミウラメシ」を最初から読むもちろんいつものレシピでもウマいのだが、たまにはちょっと豪華にしたい。ってことで今回は、オーシャンズ看板モデルの三浦理志さんが、焼うどんをすき焼き風にアレンジ。
すき焼きの〆といえば、うどん。まずこれだけで確実にウマい。さらに上等の牛肉を惜しみなく使い、温泉卵をプラス! この黄金コンビが加わって、もはやウマくないわけがないのである!
【今回のメニュー】スキヤキ焼きうどん
【材料(2人分)】すき焼き用牛肉 200g
うどん 2玉
長ネギ 1本
小ネギ 3~4本
ピーマン 2個
ニンジン 1/2本
卵 2個
牛脂 1かけ
バター 10g
[A]醤油 大さじ3
酒 大さじ3
みりん 大さじ3
砂糖 大さじ1
牛肉は、すき焼き用の上等なものを男らしく大胆に採用するべし!
マーシーが育てた「三浦農園」産のニンジン。食感がいいアクセントに!
【作り方】◆1温泉卵を作る。卵は冷蔵庫から出して30分ほど置き、室温に戻しておく。大きめの鍋に卵が浸る程度の量の水を入れて火にかける。沸騰したら火からおろし、鍋の中の湯の5分の1の量の水(湯が1Lなら水は1カップ)を加えてから、卵を静かに入れる。そのまま12分放置して取り出す。
温泉卵の出来を左右するのは湯加減と放置時間。きっちり“はかる”のが成功の秘訣。
◆2長ネギは太めの斜め切りに、小ネギは小口切りに、ピーマンとニンジンは千切りにする。牛肉はひと口大に切る。
◆3フライパンを熱して牛脂を入れる。牛脂が少し溶けてきたら、牛肉を入れて炒める。牛肉に軽く火が通ったら、ニンジン、ピーマン、長ネギを入れてさらに炒める。
◆4野菜が少ししんなりしてきたらバター、うどんを入れ、さらにAを加えて、うどんをほぐしながら全体を絡めるように炒める。水分が少なくなるまで煮詰める。
調味料を投入したら、水分が少なくなるまで焦らずしっかり煮詰めよう。
◆54を器によそい、小ネギ、1の温泉卵を盛り付ければ完成!
温泉卵は先端を割ってひっくり返せば中身をキレイに取り出せる。
すき焼き用のいい肉が、やっぱりいいシゴトをしている。切り落としじゃなくて、立派な肉をあえて焼きうどんに入れるってところが、ダイナミックでロマンあふれる男料理の醍醐味である。
そして、温泉卵のとろーり感も絶妙だ。作るのに少々コツはいるが、思ったより手間はかからないので、ぜひお試しを。スーパーでも買えるけど、自家製の温泉卵って、ちょっと感動するものだ。
みんな、うまい、らくちん! の頭文字をとった「ミウラメシ」。こんな料理を家族や友人にふるまえば、オトーチャンの株も上がるってものではないだろうか!
<三浦理志 プロフィール>
オーシャンズモデル。愛称はマーシー。仕事のかたわら“サーフ&ノーフ”の生活を実践中。隙間を見つけては波乗りを楽しみ、数年前からは、通称「三浦農園」で収穫した野菜を使ってキッチンで腕を振るっている。
三浦理志=料理 渡辺修身=写真 中里真理子=スタイリング