オーシャンズでも度々使い、ファッション系の広告でもときどき出てくる言葉、「ヌケ感」。
「ヌケ感があって丁度いい」とか「ヌケ感を意識したスタイル」とか、ファッションのコーディネイトでもヘアスタイルでも使われるけど、いまいち「ヌケ感」って何なのかわからない。でも、フツーに使われているから今さら聞けない。そんな人たちのために、サンプルを見ながら「ヌケ感」をおさらいしよう。
その1「素肌を見せる」。ひと言でいえば、スキを作ること。例えばパンツのロールアップやカットオフをして、くるぶしを出す。シャツの袖を無造作に捲って腕を見せる。シャツの前ボタンを開けて、肩を抜くように着る。
素肌を見せ、リラックスした印象を出すことが、ひとつの「ヌケ感」。春夏は存分に「ヌケ感」を演出したいシーズンである。
その2「フォーマルをカジュアルにアレンジ」。「ヌケ感」の反対は、「ビシっと」や「カチっと」。ジャケットなどを「ビシっと」着こなしたスタイルは、「ヌケ感」のあるスタイルの対極だろう。でも、しっかり着るとキメキメになってしまうフォーマルスタイルを、あえてゆるくアレンジするのもまた、「ヌケ感」なのだ。
スーツだけどジャケットのインナーはTシャツ、足元は素足でスニーカー、スラックスをあえて腰ではく、など。もっと言えばノータイだって「ヌケ感」の一部。これからの季節に欠かせないクールビズは、「ヌケ感」を味方に付ければ、本当に“COOL”になれる。
その3「あえて、はずす、ずらす、くずす」。BDシャツの襟のボタンを「はずす」、シャツのフロントだけをタックインしてバランスを「くずす」、捲くった袖の高さを「ずらす」。「ヌケ感」で重要なポイントが、あえて無造作にすること。これはしっかり狙わないとダラシなく見えることもあるので要注意。
なお、ヌケ感を用語として解説した記事が『CanCam.jp』にあった。
かっちりして重たくならないような肌見せのこと。シャツの袖をまくって手首を見せたり、甲浅のパンプスで素肌面積を広くして、コーディネートの中にバランスのよい隙間をつくる。
参照:
https://cancam.jp/archives/130176/3これ、ズバリそのとおり。女性こそ、ガンガンに「ヌケ感」を出して楽しんでいる。オッサンもあえてスキを作って、「ヌケ感」というセンスを身に付けようじゃないか!
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