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2017.03.26

たべる

スナックといえばカラオケ、その極意とは!?

聴いていなくても聴いているフリをする(笑)

「実践編」の3回目。テーマはスナックにつきものの「カラオケ」である。極意といっても「上手な歌い方」のことではない。カラオケに関するマナーの話である。
「『スナック』という名の愉悦」を最初から読む
好きな歌を気持ちよく歌い上げたいという気持ちはわかるが、しかし間違わないでいただきたい。スナックはカラオケボックスではないのだ。
とくに初めて訪れる店でのカラオケマナーとはどんなものだろう。教えてくれるのは、スナック好きが高じてスナック検索サイト「スナッカー」(http://snacker.jp)を開設した平本精龍氏。
「ほとんどのスナックにカラオケはありますね。料金設定は1曲100円とか200円。なかには歌い放題という店も」
スナックといえばカラオケ
では、注意したいマナーとはなんでしょう。
「私自身は基本的に歌わないので、逆に他のお客さんが歌っている時は気を遣います。聴いていなくても聴いているフリをするとかですが(笑)。曲中はスマホも極力いじらないようにしています」
他にも、拍手をしない、入店してすぐに曲を入れる、グループ内でマイクを独り占めする、空気を読まずに若者の歌を歌う、1番だけ歌って演奏中止ボタンを押す、などもマナー違反だという。

常連さんと話すきっかけになることも

また、店ごとに好まれる曲の傾向があり、さらに同じ店でも日によって傾向が異なることも。空気を読んで雰囲気を盛り上げる選曲をすることで、常連さんと話すきっかけになることもあるそうだ。
「まあ、よくわからなかったら昭和歌謡が鉄板。ママやスタッフに『星野源、歌ってよ』と言われたら入れるぐらいの謙虚さがあってもいいでしょう」
誰かが歌っている間はおつまみもグッと我慢
一方で、若めの曲でも流行歌は盛り上がるという。
「NHKのドラマ『あまちゃん』がブームの時は、どこに行ってもあの挿入歌が歌われていました。最近なら星野源の『恋』ですね。私の感覚では3店に1店ぐらいの確率で恋ダンスを完コピしているママがいます(笑)」
あまり歌わないという平本氏だが、どうしても歌えと言われたら何を入れるのだろう。
「私はハードロックやヘヴィメタル畑の人間なので、誰も知らない曲になっちゃう。店の雰囲気が一気に壊れるので自重しています(笑)」
スナックは公共のスペース。このことを忘れないようにした方がよさそうだ。
取材・文/石原たきび
「スナッカー」(http://snacker.jp)のおすすめスナック Vol.8

オシャレな内装でBGMは渋めのジャズ!
「Progress」


営:20:00~翌1:00
休:日曜
住:神奈川県川崎市川崎区砂子2-8-10 ジャパンビル3F
電:044-200-9535
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