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2017.02.15

ファッション

紳士服の新ルール? ジャケットとパンツのサイズは変えるべき!?


今日は少しキチンとしたい予定がある。でもリラックス感は大事にしたい。そんなときに使えるのが、ネイビーセットアップのワントーンコーデ。これを、さらにこなれた印象にするための方法を、“種カジ”の種市暁さんに教えてもらった。
「種カジのタネあかし」を最初から読む
スーツ/N.ハリウッド フォー B印 ヨシダ(GS)、ニット/アクネ ストゥディオス、ブーツ/ノンネイティブ、バッグ/N.ハリウッド フォー B印 ヨシダ(GS) ※すべて私物
実はセットアップは、ポリエステル100%の防シワ素材。軽いうえに通気性が良い。さらに光沢もあって上質ウールのスーツ地に見える。かなりマルチな活躍を見せてくれそうな一着だ。
主な着こなしのポイントは、この3つ。
1:襟に襟を合わせない
襟のあるシャツではなく、カットソーやニットなどの“襟なし”をイン。リラックス感を大切に。
2:組上と組下のサイズを変える
シルエットには遊びを入れたい。組上のジャケットはジャストサイズで、組下のパンツはワンサイズ大きめを少し腰ではく。
3:季節感を大切に
ワントーンコーデは素材で遊ぶのも鉄則。季節感のあるモヘアニットとスエードブーツで奥行きを持たせる。
 
ちなみに。

買ったら裾上げに出して、数日後に引き取る。これ、実は面倒臭い。このパンツは、そんな手間を省く裾上げテープ付き。それが“Nハリ”のロゴ入り特製デザインってのも隠しダネ。

白いステッチをマッキーで黒く塗った、小ワザありのスエードブーツ。短靴では硬いけどスニーカーはやりすぎ。そんな日に役立つ一足。ステッチが見えないから程良くカッチリした印象に。

スーツにバックパックを背負うのもカジュアルダウンのテクニック。でも、背負っていると背中が毛玉だらけになってしまう…。ので、長く歩くときは、基本的に手提げで持つのがベター。一張羅を傷つけないための、見えない努力だ。
 
ちなみにジャケットを脱げば、少しモードな雰囲気のカジュアルとしても楽しめる。堅苦しくないから、オトーチャンズ的には授業参観やラフでもOKな卒入園(学)式でも使えそうだ。OC世代にもなれば、スーツが必要な場面のひとつやふたつは誰にでもある。TPOを的確に判断して、目指せ! 遊び心を取り入れたスーツスタイル。
山本大=写真
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