いつの時代もオトコを魅了するクルマ、ポルシェ。その「旨味」を味わうなら、永遠の定番とも言うべきスポーツタイプ“911”と思いがちだが、他にも、もっと気軽にその味を堪能できるモデルがある。
スポーツカーからセダン、SUVまで、世界中で愛されるポルシェのさまざまなモデルを紹介しよう。
1.気軽に濃厚な「味」を堪能するなら
ポルシェ 718 ボクスターポルシェがマーケット拡大のために開発したオープンモデルのボクスター。1996年に初代が登場し、現在は水平対向4気筒エンジンを積む第4世代へと進化。4人乗りの911に対し、こちらは2人乗りとなる。658万円~。
ポルシェ 718 ケイマンボクスターから派生したクーペボディの2座スポーツモデルのケイマン。MR駆動である点やエンジン、スペックなどはボクスターと共通。重量バランスに優れるMRゆえ、走る楽しさは“911”以上と評価する人も。619万円~。
2.昔ながらの「味」を楽しむなら
ポルシェ 911 カレラ車名、デザインコンセプト、エンジンと駆動輪を後ろに積むRR方式、水平対向エンジンと、1964年に発売された初代モデルからの味を守り続けきたスポーツカーの代名詞的存在。現在は4駆モデルやオープンモデルなどラインナップも豊富で、911カレラだけで21種類の選択肢が用意されている。1244万円~。
3.ポルシェのSUVが欲しいなら
ポルシェ カイエン世界の高級SUVブームに火を付けたクルマのひとつであり、今も圧倒的な人気を誇るカイエン。全長4,855mm、全幅1,940mmの大柄なボディだが、そこはポルシェ。強力なエンジンと味付けでSUVらしからぬコーナーリング性能や速さを実現。きっちりとポルシェらしい「走る楽しさ」を感じさせてくれる。885万円~。
4.都市部で使う小型SUVなら
ポルシェ マカンカイエンで拡大した高級SUV市場をさらに広げるべく2014年から発売された小型SUV。全幅はカイエンとほぼ同じだが全長は約100mm短く、全高は90mm低くなっている。カイエンで得たノウハウに加え、コンパクトになった分、キビキビとしたスポーティな走りが味わえ、より濃いポルシェ味が堪能できる。685万円~。
5.やっぱり定番、4ドアセダンなら
ポルシェ パナメーラ全長5mオーバーで4人乗り仕様という豪華な4ドアサルーン。2009年から2016年まで発売された第1世代は世界で累計約16万台を生産。サルーンの必須要素であるクルージング性能はもちろん、スポーツカーブランドのDNAをしっかりと継承し、刺激的なパワーと走行性能が楽しめる。1094万円~。
どのモデルもポルシェ味、それぞれに愛される理由がある。現在用意されている、ポルシェのさまざまなモデルに共通していること。それは「気持ち良く走れる」「普段のアシとして使える」こと。そして、それこそが守り続けてきたポルシェ伝統の味。大人がいつも夢中になるその「旨味」を、ライフスタイルや嗜好に合わせて堪能してほしい。