ふだんは料理をしないけど、家族や仲間が集まるとき、手が込んだ(ように見える)料理を振るまいたい。親しい人たちの前でカッコつけたいOC世代に、OCEANS看板モデルの三浦理志が、簡単なのにごちそう感がハンパない、丸鶏を使ったローストチキンの作り方をご紹介。
「ミウラメシ」を最初から読む見た目が豪華なだけに難易度が高いと思われがちだが、実はチョー簡単。唯一の難関は、丸鶏を手に入れるために予約すること!? それさえクリアすれば、みんなは喜んでくれるし、そのまま持っていけば手土産にもなる、スペシャリテの完成は目前だ。
ポイントは、鶏肉と相性のいいハーブ、ローズマリーをたっぷり使うこと。鶏肉から出たジューシーな肉汁に、バターや醤油やハチミツを合わせたグレイビーソースもローストチキンならではなので、ぜひともお試しを。
【今回のメニュー】
ローストチキン
【材料(2~3人分)】
丸鶏 1羽
オリーブオイル 大さじ1と1/2
塩 小さじ2
コショウ 少々
おろしニンニク 1片分
ローズマリー 4~5本
ジャガイモ 4個
ニンジン 2本
カボチャ 1/3個
ニンニク 1個
◆A
バター 15g
白ワイン 大さじ1と1/2
塩 少々
コショウ 少々
醤油 小さじ1
ハチミツ 小さじ1/2
水溶き片栗粉 適量
三浦「今回使った丸鶏は1.8kg。オーブンに合わせたサイズを予約しておくと安心。」
【作り方】
◆1
丸鶏の外側と内側(お腹の中)を水でしっかり洗い、キッチンペーパーなどで水気を拭き取ってから、全体にオリーブオイル、塩、コショウ、おろしニンニクを塗り込む。内側までしっかり塗り込んだら、お尻のほうからローズマリーを茎のまま2~3本詰める。
三浦「お尻から手を入れて、内側までしっかり下味をつけるべし!」
◆2
1の丸鶏を鉄板にのせる。その周りに、洗って皮付きのまま乱切りにしたジャガイモ、ニンジン、カボチャ、小房にばらしたニンニクを置き、全体にローズマリーの葉を散らす。
◆3
2を、予め200℃に温めておいたオーブンに入れ、約1時間30分焼く(丸鶏のサイズによって調整)。
◆4
焼き上がった丸鶏と野菜をオーブンから取り出したら、グレイビーソースを作る。鉄板に残った丸鶏の肉汁をすべてフライパンに移し、Aを加えてひと煮立ちさせる。火を止めて水溶き片栗粉を入れ、とろみをつければ完成。
三浦「モモの厚いところに串を刺して透明な肉汁が出てきたら焼き上がり。」
三浦「鶏肉に詰めたローズマリーは食べる前に抜いておこう。」
三浦「グレイビーソースをたっぷりかければチキンも野菜もさらにウマい!」
柔らかくジューシーな鶏肉の肉汁と、お手製グレイビーソースの相性はバツグン。食べきれなくて余ったチキンは、翌日、ほぐしてご飯にのっけてグレイビーソースをかけ、あさつきをパラパラッと散らした丼にすれば、これまたウマい!
みんな、うまい、らくちん! の頭文字をとった「ミウラメシ」。こんな料理を家族にふるまえば、オトーチャンの株も上がるってものではないだろうか!
<三浦理志 プロフィール>
OCEANS本誌モデル。愛称はマーシー。仕事のかたわら“サーフ&ノーフ”の生活を実践中。隙間を見つけては波乗りを楽しみ、数年前からは、通称「三浦農園」で収穫した野菜を使ってキッチンで腕を振るっている。
三浦理志=料理 渡辺修身=写真 中里真理子=スタイリング
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