OCEANS

SHARE

2020.06.14

時計

旅を愛するメゾン、ルイ・ヴィトンの最新ワールドタイマーが導く先

腕元に視線を落とすだけで、かの地に思いを馳せることができる。それが、創業以来、旅と向き合い続けてきたルイ・ヴィトンが手掛けた最新のワールドタイマーウォッチだ。
この時計を身に着ければ、たとえ塞ぎ込みそうな日常でも「旅気分」が感じられる。
 

メゾンのDNAを秘めた贅沢な最新ワールドタイマー

腕時計「タンブール ワールドタイム ランウェイ」/ルイ・ヴィトン
「タンブール ワールドタイム ランウェイ」K18ピンクゴールド×SSケース、45mm径、自動巻き。432万4000円/ルイ・ヴィトン 0120-00-1854 ※ストラップにより価格は変わります。
ワールドタイマーやGMTなどの旅時計については、斯界でも一目置かれるルイ・ヴィトン。本作はメゾンのウォッチメイキングを象徴する「タンブール」コレクションの最新作で、新開発ムーブメント、LV107キャリバーを搭載する。
ベゼル、ラグ、リュウズにはK18ピンクゴールドを採用し、サンドブラストが施されたブラックPVD加工のSSケースとミクスチャー。マットなブラックとゴールドの配色が佇まいに艶やかさを加え、ラグジュアリーな旅の世界を表現している。
旅とは、どこかにたどりつくことではない。これは、英国の詩人、T・S・エリオットの有名すぎる言葉だが、一度でも旅を経験した者ならば、誰もが実感できるはずだ。準備や道中で起こったあらゆる出来事が旅そのものだし、かつての旅を思い起こせば、その記憶は鮮やかに蘇り、反芻することができる。一方で、写真集や紀行文などを紐解き、まだ訪れぬ土地を夢想するのも、旅の延長線上にある行為だ。
このように、旅は人生を豊かにしてくれる。とはいえ、自在な旅行がままならない今、旅を身近に感じるための小道具として打ってつけなのが、ワールドタイマーの腕時計だ。それも、旅を愛するメゾン、ルイ・ヴィトンの一本ならば、気分をいっそう高めてくれるに違いない。
最新モデル「タンブール ワールドタイム ランウェイ ユニバーサル ジャーニー」は、世界のタイムゾーンを代表する24都市が記されたトランスパレントディスクと、昼夜を示した24時間表示のディスクがそれぞれ独立して回転する新機構を搭載。12時位置に任意の都市名を合わせれば、ほかの都市すべての時刻も一瞥できる、いわゆるルイ・コティエ式ワールドタイマーに独自のアレンジを加えたものだ。
使用されるホワイト・イエロー・ブラックのカラーリングは、世界中の空港の滑走路に見られるもの。アビエーションの美観を腕元に再現している点もまた、旅に思いを寄せるメゾンがなせる業だろう。
この腕時計があれば、常に地球上の時刻が瞬時にわかり、海の向こうへ思いを馳せることができる。旅不足を感じる今こそ、腕元に纏う楽しさを実感できるロマンといえる。
 
※本文中における素材の略称は以下のとおり。SS=ステンレススチール、K18=18金
鈴木泰之=写真(静物) 菊池陽之介、松平浩市=スタイリング 加瀬友重、髙村将司、増田海治郎、いくら直幸、増山直樹、秦 大輔、今野 壘、菊地 亮=文


SHARE

次の記事を読み込んでいます。