豊作、復刻時計 Vol.5
2020.05.28
WATCH

若々しくも歴史あり。ビジネスシーンで一目置かれるブルーな復刻時計

「豊作、復刻時計」とは……

男にとって時計は名刺代わりというのは、オーシャンズでも長年お伝えしてきたところ。ビジネスにおいては、相手に信頼感や共感を与え、自身を印象づけるにも大きな役割をはたす。

なかでも復刻時計のタイムレスなスタイルは目上の相手からも認められ、名門ブランドであっても嫌みがない。

しかも今回選んだ3本のようなブルー文字盤なら、若々しい躍動感を演出できるだろう。たとえ今の自分には不釣り合いに感じたとしても、やがてそれが似合う自分を目指す目標となってくれるはずだ。

 

OMEGA オメガ
デ・ヴィル トレゾア

SSケース、手巻き、40mm径、70万円/オメガ 03-5952-4400

昨年、社名誕生のきっかけとなった「19 ライン オメガ キャリバー」の発明から125年を迎えたオメガの歴史でも、トレゾアはエポックメイキングな時計のひとつに挙がる。

1949年に登場した初代モデルは、いまや伝説となった30mmキャリバーを搭載。これは当時スイス・クロノメーターコンクールの審査対象ムーブメントの最大直径が30mmだったことに由来し、その限度枠まで拡大したサイズに大型テンプを搭載し、世界最高クラスの精度を誇った。

このモデルはこの伝統を受け継ぎ、搭載ムーブメントは現代の最高水準といえるマスター クロノメーター規格を手巻き式で取得する。

クラシックな手巻き式にも関わらず、72時間のロングパワーリザーブや1万5000ガウスの高耐磁性など最新鋭のスペックを秘める。

ヴィンテージ感溢れるボックス型風防に、シルクパターンを施したブルーダイヤルを備え、エレガントな佇まいはビジネスからフォーマルなシーンにも最適だ。せわしない日常の時間にも落ち着きと品格をもたらしてくれるだろう。

NEXT PAGE /

GRAND SEIKO グランドセイコー
初代グランドセイコーデザイン復刻モデル

チタンケース、手巻き、38mm径、6月発売予定 85万円/グランドセイコー 0120-302-617

グランドセイコーの初代モデルは、当時最も高精度なスイス・クロノメーター規格(優秀級)に準じて15日間の検査を行い、これをクリアした歩度証明書付きで発売された。

その誕生60周年を記念し、オリジナルデザインを再現しつつ、最新の技術と素材で熟成進化させた。ケースはかつての35mm径からひと回り大きくなり、より存在感あるサイズへ。

素材にはグランドセイコー独自のブリリアントハードチタンを採用し、純チタン同様の軽さとステンレススチールの約2倍の硬さ、優れた耐傷性を両立し、ハードなビジネスシーンでも美しさを維持する。前面を覆う風防は滑らかなカーブを描き、ヴィンテージ感を残しながらも収差を抑え、文字盤の視認性を損なわない。

文字盤には、ブランドカラーであるグランドセイコーブルーが採用され、太く力強い時分針や美しい面取りが施されたインデックスも映える。時代に左右されないタイムレスな存在感とともに、現代的なアクティブさを感じさせるのだ。

NEXT PAGE /

RADO ラドー
ゴールデン ホース 1957 リミテッド エディション

SSケース、自動巻き、37mm径、19万円/ラドー(スウォッチ グループ ジャパン 03-6254-7330)

かつて日本で舶来時計として人気を博したブランドのひとつがラドーだ。1957年に登場し、当時多くの時計愛好家が憧れた代表作、ゴールデンホースを復刻した。

程良いサイズ感のケースに、ドレッシーとスポーティをミックスしたライスビーズブレスレットを組み合わせたスタイルは、タイムレスな普遍性を感じさせる。

その一方で、ボックス風防越しの文字盤からはヴィンテージな個性が伝わってくる。キッシングホースと呼ばれる向かい合わせのタツノオトシゴや、その下のモデルロゴはオリジナルを忠実に再現し、12時位置には手首の動きに応じて揺れ、機械式であることを主張する錨マークを掲げる。

アクセントカラーにもなっているレッドで共通する日付表示も堂々とした風格が漂う。だが決してノスタルジーではないことは、80時間のロングパワーリザーブや50m防水といった実用的な機能からも明らかだ。ビジネスの諸先輩からも一目置かれるに違いない。

 

「豊作、復刻時計」とは……
2020年は、さまざまなブランドから復刻時計が大豊作。我々が生まれる前に作られたヘリテージモデルから、懐かしい’90年代のあのモデルまで、見た目も気分も昔に巻き戻してくれそうな良質復刻時計をご紹介。上に戻る

柴田 充=文

# ビジネスウォッチ# 復刻時計
更に読み込む
一覧を見る