コスパ良しな「コレ買っ時計」 Vol.7
2020.04.18
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アメリカ軍が愛したミリタリーウォッチ5選。欲しくなる背景を簡単解説!

コスパ良しな「コレ買っ時計」とは?

何時だって我々と一緒の腕時計。ときに過酷な戦場が舞台になることもある。

ミリタリーウォッチとは、そんな出自を持ったタフネスの塊。頑丈さだけでなく、特徴である武骨なデザインも、男心をくすぐる大きな要素だ。

そんな傑作の多いミリタリーウォッチのなかでも知っておくべき名作を5本、ピックアップした。

 

1:「ハミルトン」カーキ フィールド メカ

SSケース、機械式手巻き、38mm径、5万8000円/ハミルトン(スウォッチグループジャパン 03-6254-7371)

往年のアメリカ軍を支えた歴史的マスターピース

通称「ハックウォッチ」。1940年代、第二次世界大戦中にアメリカ軍へと支給されたモデルをルーツとする「カーキ フィールド」は、今なおハミルトンのアイコンとして親しまれる。

名作の根幹をなすのは、リューズを引くと秒針の止まるストップセコンド機能。これを用いて「ハック!」の号令とともに隊員が時刻を合わせ、正確な任務遂行を可能にしたという。

マットなステンレススチール製の38mmケースにNATOストラップという組み合わせは、もはや形式美。蓄光性のスーパールミノバが施された針など見どころ満載で、機能もルックスもミリタリーウォッチの王道中の王道だ。

 

2:「タイメックス」オリジナル・キャンパー

樹脂ケース、クォーツ、36mm径、8300円/タイメックス(ウエニ貿易 03-5815-3277)

堅牢かつ手軽な1本は、ファッション界からも引っ張りだこ

1917年にアメリカ軍最初期のミリタリーウォッチを手掛けたタイメックス。キャンパーはベトナム戦争期に供給されたミルスペック準拠モデルをモチーフとしている。戦場での使用に耐えうる堅牢性、視認性ではもちろんのこと、電池交換の不要な手巻き式のディスポーザル(使い捨て)ウォッチとして大いに活躍した。

約四半世紀ぶりに復刻されたこのクォーツモデルは、36mm径で重さわずか18gと軽量&コンパクトサイズながら、無駄のない完成されたデザインで独特の存在感を放つ。

シンプルゆえにファッションとの親和性が高く、多くのブランドがコラボモデルをリリース。現在進行形でポテンシャルの高さを見せつける。

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3:「ルミノックス」Ref.3001 ANNIVERESARY

カーボノックスケース、クォーツ、43mm径、4万9800円/ルミノックス(ルミノックス トウキョウ 03-5774-4944)

ブランドの原点「ネイビーシールズ」採用モデルが復刻

逆回転防止ベゼルに天然ラバーストラップ。それらが最も輝く場所といえば、ずばり海中である。こちらはアメリカ海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」に採用された名作の復刻版で、ルミノックスの原点ともいうべき1本だ。

200m防水機能や、丈夫かつ軽量なオリジナルケースなど優れたスペックを装備。精悍かつ屈強なブラックの面持ちは暗い海中で姿を消し、25年間効果が続く自己発光システムによるインデックス&針が時刻を明確に知らせる。

たとえ深海に潜ることのない我々でも、そこにロマンを感じずにはいられないのだ。

 

4:「ブローバ」ミリタリー

SSケース、自動巻き、42mm径、6万3000円/ブローバ(ブローバ相談室 0570-03-1390)

老舗が手掛けた、新しくて懐かしいミリタリーシリーズ

1875年にスタートを切ったアメリカのウォッチメーカー、ブローバ。そんな老舗から今年新たにリリースされたのが、レトロ&ワイルドなミリタリーモデルだ。

3つのリュウズを備えたこちらは、1944年のごく一部の期間にのみ製造されたレアなミリタリーモデルがルーツ。3層構造のダイヤルがユニークで、2時位置のリュウズで外周のダイヤル(分表示)を、4時位置のリュウズ で内周のダイヤル(時間表示)がそれぞれ回転。そこに針を合わせることで、経過時間を計測できる仕組みだ。

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5:「MWC」A-11

SSケース、自動巻き、38mm径、4万2000円/MWC(デスティニー 03-6459-4640)

軍の要請によって生まれた、ミリタリーウォッチの申し子

名前のMWCは、ミリタリー・ウォッチ・カンパニーの略。1974年に旧ジンバブエ軍用の時計作成依頼を受けたことに端を発するブランドは、現在も各国の軍隊などの特殊ミッション用ウォッチの開発に携わるまさにミリタリーウォッチの申し子と言える存在。

今作は1940年代の米国空軍モデルA-11を再現。視認性に特化したシンプルでクラシックな面持ちは、古きよきパイロットウォッチそのもの。日本製の機械式ムーブメントを内蔵するなど信頼性が高く、コストパフォーマンスにも優れた本格派。

 

本物のミリタリーウォッチには、そこにしかない背景がある。その背景を想像する時間こそ、我々がミリタリーウォッチに魅了される理由なのだ。 

コスパ良しな「コレ買っ時計」とは?
複雑機構ならいいワケじゃない。有名ブランドならいいワケでもない。カジュアルに付き合えて大きなリターンがあるのが理想。見た目もコスパもいい「コレ買っ時計」を、さまざまな切り口で選抜。上に戻る

増山直樹=文

# カジュアルウォッチ# ミリタリーウォッチ# 腕時計
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