冬遊びをアツくする「アウトドア服と車」。どう選ぶ? Vol.32
2019.12.25
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「日本の電波塔はどこにある?」人気の電波時計のウラ側まとめ

時刻を自動的に修正してくれる便利な電波時計。その精度は時報とピッタリ、秒まで超正確だ。実用性はピカイチとなる人気機能だが、キミは電波時計のことをどのくらいご存じだろうか。

ここではそんな電波時計についてイチから解説。脳を刺激する知識、受信の準備はいいかい?

 

業界の旗手シチズンが作った最新の電波時計
PROMASTER
プロマスター/エコ・ドライブ電波時計 ダイバー200m

PROMASTER プロマスター/エコ・ドライブ電波時計 ダイバー200m
腕時計スーパーチタニウムケース、46.1mm径、電波ソーラー。11万5000円/シチズン 0120-78-4807、ニット2万8000円/バブアー(バブアー 銀座店 03-6264-5569)

海の中でも電波を受信する変わり種ダイバーズ
電波時計界のリーディングブランドとして知られるシチズンが今年の新作として発表したのは、電波受信機能(国内のみ対応)を備えながらも200m防水性能を誇る本格ダイバーズ。何を隠そうシチズンは、2008年に世界初の電波受信機能付きダイバーズを世に送り出したブランドでもあるのだ。

本作はその系譜を受け継ぐモデル。マッシブな見た目ながらも軽量なスーパーチタニウムをケースに採用しており、使い勝手は抜群。独自の表面硬化技術「デュラテクト加工」を施したベゼルは耐久性に優れ、深いブルーダイヤルは深海を想起させる。

そもそも電波時計って何?
国が定める正しい周波数の電波を国民が使用できるよう、電波塔から常時送信されるのが“標準電波”。電波時計とはこれを受信し、電波の中に含まれている正しい時刻情報に合わせて、針やカレンダーの位置を自動的に修正する機能を備えたクオーツ時計のこと。その精度はきわめて高く、10万年に1秒程度の誤差といわれている。

日本の電波塔はどこにある?
日本の標準電波は、2カ所の電波塔から発信される。福島県田村市都路町にある「おおたかどや山標準電波送信所」と、佐賀県佐賀市の「はがね山標準電波送信所」だ。各電波塔には“原子時計”というものが備わっており、ここから発信されて入るのが標準電波というわけ。この原子時計が電波機能最大のキモとなるわけだ。

原子時計って何?
正確な時刻情報を含む標準電波は、原子時計をもとに送信されている。原子時計とは、決まった周波数の電磁波を吸収し放射するという原子や分子の性質を利用したもので、これにより超高精度な時間測定が可能となる。特に日本の電波塔に設置されているセシウム原子時計は、1967年から国際的な1秒の定義となっているのだ。

電波時計はいつ標準電波を受信している?
標準電波を受信して時刻を自動修正する電波時計回路は、一般的なクオーツ時計の回路よりも大きな電力を消費する。したがって電波は1日1回、自動受信する設定。その時間帯はスマホや家電機器などの電波(ノイズ)が溢れる昼間ではなく、夜間に受信する。ちなみに旅行や出張に便利な世界多局受信対応モデルでは専用ボタンを押すことで電波受信するのが一般的だ。

電波時計の歴史は?
電波時計を世界で初めて発表したのはドイツの時計メーカーで、今から約30年前の1990年。そこから3年後に、シチズンが日本初の電波時計をリリースする。これは日本だけでなく、周波数が異なる他国の標準電波にも対応した世界初の「多局受信型電波腕時計」。シチズンは日本の技術力を電波時計の分野でも見せつけたのだ。

 

渡辺修身=写真 菊池陽之介=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 柴田 充、髙村将司、増山直樹、渋谷康人=文

# シチズン# 腕時計# 電波時計
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