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2018.04.20

時計

トクベツな満足感をもたらす、歴史ある名作時計の周年復刻系

2018年1月にジュネーブで開催されたSIHH(国際高級時計見本市)。そこで発表された新作の数々から、今シーズンの傾向や注目すべきポイントが見えてきた。
オーシャンズでは、気になったキーワードをもとにオススメの一本を7回にわたって紹介。
今回は、特別な想いが去来する、節目の年を祝うスペシャルピースをどうぞ。
 

海中の冒険を支えた伝説のアラームダイバーズを復刻

JAEGER-LECOULTRE
ジャガー・ルクルト/ジャガー・ルクルト ポラリス・メモボックス

SSケース、42mm径、自動巻き。142万5000円/ジャガー・ルクルト 0120-79-1833
名作ダイバーズウォッチの誕生50周年を記念する。視界の悪い海中でも潜水限界時間を音で知らせるユニークなアラーム機構を備え、音を増幅するトリプルケースバックを再現した。アラームは文字盤中央の三角マーカーで時間を設定し、外周に設けた回転ベゼルで経過時間を計測。内蔵式ベゼルの落ち着いたデザインは、海以外にもシーンを問わず使える。
 

150年の歴史を見直し、ブランドの未来を発見する

IWC
IWC/IWC トリビュート・トゥ・パルウェバー “150 イヤーズ”

SSケース、45㎜径、手巻き。250万円/IWC 0120-05-1868
ブランド創立150周年モデルは、1884年にIWCが手掛けた懐中時計を腕時計で再現し、ブランド史上初のデジタル式時分表示を備える。モデル名は機構を発明した時計師に由来。歴史的な技術にスポットを当て、先人の偉業にオマージュを捧ぐ。世界限定500本。
 

歴史を受け継ぐ工房の伝統をクラシックなディテールで表現

MONTBLANC
モンブラン/スターレガシー オートマティック クロノグラフ

SSケース、42mm径、自動巻き。48万円/モンブラン 0120-39-4810
モンブランマニュファクチュールを担う、伝説の時計工房ミネルバの創業160周年を祝し、20世紀初頭の懐中時計のデザインを再現。ブルーのバトン針や流麗な数字インデックス、オニオン型リュウズといったディテールが、クラシックななかにもタイムレスな魅力を湛える。
 

四半世紀の時を超えたかつてのカウンターカルチャー

AUDEMARS PIGUET
オーデマ ピゲ/ロイヤル オーク オフショア・クロノグラフ

SSケース、42mm幅、自動巻き。290万円/オーデマ ピゲ ジャパン 03-6830-0000
「ロイヤル オーク オフショア」の誕生25周年を祝い、初代モデルを復刻。その先進性は、今や一般的となった“デカ厚スタイル”を取り入れ、薄型の「ロイヤル オーク」のカウンターカルチャーになり得たことだ。現行ではセラミックになったクロノグラフのプッシュはラバーを纏い、文字盤にはプチタペストリーを再現する。その佇まいはむしろシックにも見えてくる。
 
時を刻み続ける時計だからこそ、そのときどきに訪れる節目の年は特別だ。そして、めでたい瞬間を祝う特別なモデルによってその思い出を刻む。それはやがて無二の存在へ。今回紹介したアイテムも、きっとそんなアイテムになるんだろうな〜。


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