メゾン マルジェラ×リーボックの「クラシックレザー・タビ」のリリースの記憶も新しいなか、早くも次の矢が放たれた。
コチラだ。
ベースとなるのは1985年にテニスシューズとして誕生した、リーボックの定番モデル「クラブ シー」。無駄な装飾を省いたシンプルなデザインで、正統派な一足として広く愛され続けている。
で、今回のコラボモデルはというと……シュータンにはメゾン マルジェラとリーボックの名を配したタグが付いているけど、前回の「クラシックレザー・タビ」よりはインパクトがやや弱め?
そう思ったあなたは既に彼らにダマされている(もちろんいい意味で)。
近づいてアッパーをじっくり観察してほしい。
お分かりだろうか?
1枚のレザーのアッパーに、ステッチや曲線の影に至るまで、すべてがプリントで施されているのだ。
つまりダマし絵になっているというワケ。
これはメゾン マルジェラがかねてから得意とするトロンプイユ(ダマし絵)の技法であり、彼らのアイデンティティが反映された一足といえるだろう。
ダマし絵は「クラブ シー」のデザインをスキャンした画像をもとにしているので、細かい部分まで忠実に再現されている。
見れば見るほど、どこまでがプリントなのか、混乱してきそうな完成度の高さである。
発売は3月24日(水)。メゾン マルジェラとリーボックの公式サイトや、阪急と三越伊勢丹の公式オンラインストア、リーボック クラシックストア原宿、一部のセレクトショップなどで販売される予定だ。
パッと見ただけでは分からないが、メゾン マルジェラの遊び心をしっかり取り入れているあたりは流石である。どれほど精巧な“ダマし絵クラブ シー”かをその目で確かめるには、GETするしか手はないだろう。
[問い合わせ]メゾン マルジェラ トウキョウ03-5725-2414POW-DER=文