早いもので、日本が深刻なコロナ禍に見舞われてから約1年が経った。
去年の今頃は街からマスクが消え、さまざまなブランドがこぞってオリジナルマスクのリリースを急いだわけだが、なかでも突き抜けたデザインで注目を集めたのはやはりコイツだろう。
この圧倒的なインパクトたるや、今見てもまったく色褪せないが、これはあくまでアメリカの医療従事者への配布用。残念ながら一般販売はなく、実物を拝む機会には恵まれなかった。
そんな幻のマスクがこのたび、ついに日本でも……!
ちょっとカタチを変えて発売されることとなった。いや、カタチはかなり変わったが、パフォーマンスは変わらず出色だ。
繰り返しになるが、ニューバランスはこれまで新型コロナウイルスの蔓延を防ぐために、医療現場でも使える高品質マスクを製造し、提供してきた。その製造過程で学んだ技術や知見を取り入れて開発したのが、今回一般販売される2種のマスクである。
ひとつは「アクティブパフォーマンスマスク」で、ランニングなどのスポーツシーンでの使用を想定した。マスクはウォッシャブルで繰り返し使用可能。鼻のグリップ部分は顔に合わせて調整できるので、立体的かつ快適なフィット感を確保してくれる。
そして横から見るとわかるように……
ストラップをぐるりと頭にかけるタイプにすることで、耳への負担をなくし、一般的なマスクよりも高い安定感を実現した。生地は速乾性と通気性に優れ、着け心地の良さと呼吸のしやすさを両立。
汗や湿気も逃してくれるので、アクティブな動きのなかでもフルにパフォーマンスが発揮できるのだ。
もう一方の「エブリデイパフォーマンスマスク」は、その名のとおり日常使用を想定している。
やはり通気性と速乾性に優れた素材を採用し、使い心地はこちらも抜群。外側の生地はピンドットメッシュ仕様だから呼吸もしやすく、初夏シーズンでもストレスがかかりにくい。
ストラップは長さが調整可能で、しかも伸縮性にも優れているので実に快適。当然、洗濯して繰り返し使用できる。
現在は予約受付中で、店頭には3月17日(水)から並ぶ予定となっている。
昨年、話題騒然となったマスクとはデザインの変更はあったが、プロトタイプと量産タイプというのは、得てしてそういうものかもしれない。例えば車も然りである。まぁ、細かいことはさておこう。
昨年ニューバランスは、
Made shoes yesterday.Making masks today(昨日まではシューズ、今日からはマスクを作る)というスローガンを掲げて社会貢献に励んだ。その覚悟は並大抵ではない。そんな胸アツなマスクが一年越しで届いたってんだから、諸手を挙げて歓迎しようじゃない。
[問い合わせ]ニューバランス ジャパンお客様相談室0120-85-0997