欲求不満はファッションで全解放せよ!! 「感動の服」特集 Vol.32
2021.03.13
LIFE STYLE

珍発想の農学校「The CAMPus」主宰に聞く“農”ライフQ&A【はじめ方編】

インターネット農学校の開校、小規模農家の育成など、従来とは異なる観点で農の魅力と可能性を伝える井本喜久さん。

農で「人生のオモシロさが10倍になる」と主張する彼に、農に関する素朴な疑問をぶつけてみた。

教えてくれたのはこの人
井本喜久
1974年、広島県生まれ。限界集落にある米農家出身。東京農大卒業後は広告業界で活躍。2017年「世界を農でオモシロくする」をテーマにインターネット農学校、The CAMPus(ザ・キャンパス)を開校。2020年より小規模農家の育成に特化した、コンパクト農ライフ塾を開始。著書に『ビジネスパーソンの新・兼業農家論』がある。https://thecampus.jp/compactagri

 

Q. 自家菜園をしたいのですが、どうすればいいの?

珍発想の農学校 The CAMPus主宰・井本喜久に聞いた“農”ライフQ&A【はじめ方編】

A. 土と種、鍬さえあれば、すぐに始められます!

野菜を育てるのは難しい、土作りは大変……などと思うかもしれませんが、全然そんなことはありません。シンプルに考えるのが一番! 土と種さえあれば植物は育ちますし。

種はもちろん、自家菜園に最適な土もネットで簡単に買える時代。思い立ったらすぐに始められます。僕も東京にある自宅の庭で畑をやっていて、今はハーブや野沢菜などを育てています。芽が出るまでは水やりをしましたが、それ以降は水やりさえもまったくしてないです。それでもおいしく育っています!

もし庭がなくてもベランダ菜園はできるし、レンタル農園だってある。まずは行動してみることが大事だと思います。

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Q. ノーフ初心者が持つべき心構えは?

A. 失敗から学び、成長することを楽しみましょう!

農業で稼ぐとなると話は別ですが、自分たちが食べる野菜を作るだけなら、自由に楽しんでしまえばいい。

農は決して特別なことではなく、暮らしの一部だと思うんです。だから100人いたら100とおりの哲学がある。ひとつのやり方に執着せず、いくつも失敗をしながら自分らしい農ライフを模索していくといいと思います。

ファッションだって普段着の延長でOK。日焼けすると痛いし、体力も消耗するから長袖&長ズボンは必須ですけど、農業だからと特別な格好をする必要はない。汚れてもいい普段着でさらっとノーフをしてるほうが格好いいです!

ちなみに野菜に虫がついたりして自家菜園を諦めてしまう人が多いのですが、虫が寄りつかないような生物多様性を作ってしまえばいいんです。さまざまな種類の野菜を同時に育てることで、本来育てたい作物を守れます。また毎年同じ作物を作ると連作障害が起きやすいので、年ごとに違う科の野菜を育てるといいと思います。

とはいえ、農は僕もまだ多くを理解できていないほど奥が深い世界。どんな農法を加えるのかは自分次第です。いろんなところから多くのことを学んで、どんどんチャレンジしてみてください。

 

Q. ノーフ向けの補助金や支援金ってあるの?

A. たくさんあります!

国の助成金や交付金はもちろん、各自治体の支援金など農業に関する援助はとにかくいっぱいあります。

ただし新規就農者を誰でも優遇するものではなく、さまざまな基準や条件を満たさなければいけません。農地の所有や農業の実績、経験年数など地域ごとにいろんなルールがあります。よく調べるのはいいことですが、補助金目当てでやるとうまくいかない。

自分の農ライフ=暮らしのスタイルをまずは決めて、それを形にすることが大事です。農地を所有せずとも、借りて「農的暮らし」は実践できる。どんなノーフになりたいのか? まずはそれを考えてみてください。

 

浦野周平(SHU-THANG GRAFIX)=イラスト 高橋 淳=編集・文 菅 明美、増山直樹=文

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