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2020.10.30

ライフ

リモートから対面に戻ってマネジメントしやすい、と安堵する上司は20代から嫌われる

リモートから対面に戻ってマネジメントしやすい、と安堵する上司は20代から嫌われる
「20代から好かれる上司・嫌われる上司」とは……

リモート化は大変だったが簡単でもあった

コロナ禍によって政府から緊急事態宣言が出されたことにより、全国の会社はモートワーク化をせざるをえませんでした。対応をされた方々はとても大変だったことだと思います(私もそのひとりです)。
しかし、大変ではあったと思うのですが、不可抗力で「やらねばならない」ことでしたので、社内の合意形成を行うことは必要ありませんでした。
社員の皆さんも「仕方ない」と思っていたでしょうから、誰も文句を言うことはなかったと思います。そういう意味では、ゴールややるべきことは明確だったので、粛々とそこに向かってリモート化を進めればよかったわけです。
 

対面に戻っていい、となってから困難が

その後、緊急事態宣言も解除されて、各企業はテレワークを「やらねばならない」という状態からは解放されました。
しかし、多くの経営者や人事の方々は実感されていると思うのですが、「どのような状態に戻すのか」を決めて、「社内の合意形成を得る」という困難が待ち構えていたのです。
「リモート化」は「リモート化」であり、どうすべきか明確です。出社しないでなんとか仕事を継続できるようにすればよかったのです。しかし、「完全リモート化しなくても良い状態」というのは、バラエティに富んでいます。
完全にもとのリアルに戻すということから、リモートワークを続けるまで無数の段階があります。これを自社はどこにするのかを決めなくてはならなくなったのです。


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