“職遊融合”時代のリアルライフ Vol.2
2020.08.14
LIFE STYLE

「これからはワークインライフの時代」と言う男が実践する、職遊融合な伊豆時間

「“職遊融合”時代のリアルライフ」とは……

職種、オフィス、ライフラインに縛られない新たな生き方を気付かせてくれるコミュニティ「リビングエニウェアコモンズ(LAC)」。

“新しいつながり”を重視するこちらでは有機的なネットワークが自然発生し、メンバー同士で新たな企画やイベントを開催するケースも多い。さらには、新たなビジネス創生の場にもなりつつあるという。

実際に伊豆下田のLACを利用する根岸泰之さんに話を伺うと、ワークライフバランスの次なるスタイルを求める姿が見えてきた。

PROFILE
ランサーズ株式会社 チーフエヴァンジェリストオフィサー
スマート経営推進室 室長
根岸泰之さん(42歳)
1978年、東京都生まれ。高校卒業後、都合4年間世界を旅する。2001年よりフリーランスのライターに。求人情報サービスの大手企業を経て、’13年にランサーズに入社。執行役員を務めたのち’20年6月より現職。趣味はサッカーとスケートボード。2児の父。

 

下田で実践する“ワークインライフ”な暮らし

伊豆急行下田駅から至近。リビングエニウェアコモンズ・伊豆下田の拠点は、電車でのアクセスも良好だ。
LAC伊豆下田の拠点は伊豆急行下田駅から至近。電車でのアクセスも良好なのが嬉しい。海で遊び、仕事をして、地元に暮らす人々の営みを眺める。都市にはない出会いと時間がある。

東京から車で約4時間、伊豆半島最南部に位置する下田市。全域が豊かな自然に恵まれ、50kmに及ぶ海岸線には関東屈指のサーフスポットが点在する。

「利用する前日の夜に到着して、コンビニでお酒を買って。そのときいるメンバーたちとあれこれ話をしながら、酔っ払って寝落ちするパターンが多いですね(笑)」。

リゾートのプールサイドのような、開放感溢れるコミュニティスペース「ナンズ ヴィレッジ」。
この日、根岸さんの仕事場はココ。リゾートのプールサイドのような、開放感溢れるコミュニティスペース「ナンズ ヴィレッジ」だ。レストランやカフェ、マルシェなども併設しており、メンバー同士だけではなく、さまざまな目的で訪れる人々との交流の場でもある。

根岸泰之さんが勤めるランサーズは、企業とフリーランスの事業者をつなぐクラウドソーシングを提供している。利用実績のある企業は実に40万社以上。このジャンルにおける大手だ。

「LACには法人メンバーとして登録しています。1日の始まりは朝食から。早朝から営業している定食屋さん『ランプハウス』に向かいます。日中はきっちり仕事ですね。イベントやワークショップのセミナーといった予定で埋まっています」。

今回はその合間を縫ってサーフィンに初挑戦。そこにはまさに「職遊融合」の時間が流れていた。

地元プロの指導にてサーフィン初挑戦
サーフィンにトライした日は、岸に向かって強風が吹き付けるタフなコンディション。しかし、初挑戦にもかかわらず5回目のトライで見事に立ち上がることができた。根岸さんの運動神経の良さゆえか、はたまた、インストラクターを努めたプロサーファー石原 壮さんの指導の賜物か。

「ワークライフバランスという言葉が使われてきましたが、これからは“ワークインライフ”の時代になるのではないかと思っています。

つまり“束縛される仕事と私生活のバランス”で考えるのではなく、“好きな仕事をどう人生に取り込むか”という思考。もはや、仕事に我慢する時代ではないのです」。

冒頭“東京から車で〜”と書いたが、この書き方こそ首都圏中心の考え方の象徴であろう。今や日本の、いや地球上のあらゆる場所が生活の拠点になりうる。

そんな新しい考え方に、この先の時代を生きるための大きなヒントがあると思う。

NEXT PAGE /

LAC伊豆下田のお気に入り

生活に仕事をいかに取り込むか。根岸さんの職遊融合なリアルライフを支えるLAC伊豆下田だが、実際に彼はどんなところを気に入っているのか。案内してもらおう。

 

・地元の食材に舌鼓。仕事終わりにはお酒も!

コミュニティスペースに隣接したレストラン「ナンズ キッチン」。

コミュニティスペースに隣接したレストラン「ナンズ キッチン」。地元下田や南伊豆で採れた野菜や海産物をふんだんに使用した料理を提供する。30種類に及ぶラム酒や多彩なカクテルを楽しむこともできる。

 

・仕事に限らない出会い

LACからクルマでおよそ10分のところに1975年オープンのサーフショップ「バグース」はある。
サーフィンの難しさ、楽しさを体感できました。

LACから車でおよそ10分のところに1975年オープンのサーフショップ「バグース」はある。レクチャーしてくれた石原壮 プロ(左)は、生粋の下田育ちだ。仕事だけに限らない新しい出会いが楽しい。

 

・いつも誰かが話してる。そんな空気感が◎

コミュニティスペース「ナンズ ヴィレッジ」と川を挟んで対岸に位置する、滞在用のレジデンススペース。

コミュニティスペース「ナンズ ヴィレッジ」と川を挟んで対岸に位置する、滞在用のレジデンススペース。その1階部分はメンバーたちの団欒の場。もちろん新たなアイデアやビジネスが生まれる場でもある。

 

・造船会社の社員寮が、新たな役割を果たす

造船会社の社員寮が、新たな役割を果たす

4階建てのレジデンススペースは、元は造船会社の社員寮。面白いのはゲストルームを含めすべてのスペースを、メンバーの手で常に作り変えていること。近辺ではこの建物が最も高く、屋上からの眺望が素晴らしい。

 

「リビングエニウェアコモンズ(LAC)」
あらゆる制約に縛られることなく、好きな場所で、やりたいことをして暮らす生き方を実践するための“コミュニティ”。現在、会津磐梯、伊豆下田、岩手県の遠野など日本全国5カ所に展開する(詳しくはHPを参照)。いずれもWi-Fi環境や電源などを完備したワークスペースと、長期滞在を可能にしたレジデンススペースからなる複合施設だ。2020年中には計10カ所のオープンを目指している。
上に戻る

 

「“職遊融合”時代のリアルライフ」とは……
モーレツ社員が礼讃された高度成長期から、ライフワークバランスが重視される2000年代へ。そして今、ワーク(職)とライフ(遊)はより密接となり、「そもそも区別しない」生活が始まった。ワーケーションなどのサービスも充実し、職場の常識も変わり、身の回りに新しい暮らしを実践する仲間も増えてきた。さて、あなたはどう生きる?上に戻る

山本雄生=写真 加瀬友重=文

# リビングエニウェアコモンズ# ワーケーション# 伊豆下田
更に読み込む
一覧を見る