“クリスマスに欲しいもの”の最多得票はエルメス。ギフト向きな12品をピック!
もしも、クリスマスで。●「もしも、プレゼントがもらえるとしたら、何が欲しい?」という質問をオーシャンズ世代の男たちに緊急アンケート。すると、出てきましたよ、面白いものたちが。クリスマスまで一週間の直前企画。あなたの「もしも」探しの参考に。女性はパートナーへのギフトの参考に、どうぞ。
男には、いつまでも憧れ続けられる存在が必要だ。遊び心がたっぷり詰まった、最高品質の名品たち。
今回の企画のために計34名に「欲しいもの」アンケートを実施したところ、ブランド名で圧倒的なご指名を受けていたのがエルメスだ。
定番のシェーヌ・ダンクルや上質なカシミヤアイテムなんかにはもちろん惹かれるけれど、一体エルメスの何が、ここまで大人の男たちを魅了するのか。まずはリアルな声をどうぞ!
「あなたにとって、エルメスの魅力ってなんですか?」
「昔、先輩に言われた『僕らみたいないつもカジュアルな格好をしてる人間こそ、エルメスのように本当に質の良いものを持たなきゃ』という言葉に納得して以来、気取らず品のあるエルメスがずっと好きです」(T.E.N代表/プランニングディレクター 大野高広さん)
「40歳を超えて、さりげないけど上質なものをという気持ちが強くなってきました。エルメスには時代を越えた普遍的なプロダクトがたくさんあって、長く付き合える。以前から使っている手帳カバーはレザーのクオリティが本当に高くて、毎年リフィルを交換してずっと活躍しています」(オン・ジャパン キーアカウントマネージャー 田中利栄さん)
「いつだって欲しいものが必ずある、僕にとっては唯一のブランドです」(ソーイ ディレクター 伊藤壮一郎さん)
「以前、お店のディスプレイ用にヴィンテージのエルメスの旅行鞄を購入しました。革の耐久性から留め金の造りの凝り様だったり、長く使用することを前提に作られ、修理ができるような構造をしているところに惹かれますね」(ケアーズ 会長 川瀬友和さん)
アイテムに指定がある人も、ブランド自体に惹かれる人もさまざま。それでは、この冬のギフトとして最適なエルメスは何がある? 「どこで使うか」を目線にピックアップ!
リビングで、エルメス

リビングのアクセントとしてあつらえ向きなホームウェア。円柱型のスツール「ブーション」はヴァッシュ・ナチュラルと呼ばれる雌牛から原皮を採ったカーフレザーで座面と側面を覆った、高級感漂うミニマルデザイン。芯はコルク素材で、エルメスの家具では初めて使用された素材。
やや大判のブランケットとクッションは、ふんわりと滑らかなスコットランド産ラムウール製で、触れているだけでも心地良い。トラッドなチェック柄には、さりげなくブランドイニシャルの「H」を落とし込んでいる。ダブルフェイスのジャカード織りで、フィリップ・ムーケのデザインによるネクタイ柄とルイ・ボカンのストライプを組み合わせた柄はリバーシブル仕様。
ダイニングで、エルメス

「トゥタンパピエ」という厚手で上質なペーパーを使用した、36枚セットのランチョンマットは6人のアーティストのグラフィックを使用した多彩なもので、印刷には食品にも使用可能な安全なインクが使用されている。
同様の柄を配した12枚セットのコースターと合わせれば、たちまち洗練されたダイニングのできあがり。
自室で、エルメス

馬具づくりというエルメスのルーツを感じさせる、アイコンの「サマルカンド」を象ったペーパーウェイト(写真奥)は透明感のあるラッカー素材と、ヴォー・バレニアという仔牛のレザーの2種類が揃う。
起き上がり小法師を意味する「キュブルト」と名付けられたしずく型のボールペンは、1985年に登場したアイテムをブラッシュアップしたもの。スクリュー式で、インクは黒と青の2種類。ハイセンスで独創的、そんなエルメスの真骨頂をぜひ、普段使いで。
庭で、エルメス

花を摘む所作まで美しく映えそうな、洗練されたガーデニングセット。柳材を手編みしたバスケットはトリヨン・リスという雌牛のレザーベルトが付き、ハサミのグリップにはトリヨン・Hという雄牛の革巻き処理がなされている。
レザーとコットンキャンバスを切り替えたグローブは、使い始めから手に馴染み、剪定しやすい質実剛健なつくり。
どこでも、エルメス

インドネシアで組み立てたマホガニー材の土台に、シカモア材の駒を組み合わせたミニチェス。版を裏返すことで簡単に収納できるレザーハンドル付きの設計で、駒が滑らないマグネット式のため自宅から旅の道中まで、さまざまなシチュエーションで楽しめる。
名作スカーフ、カレなども手掛けたジャック・ユデルによるデザインのカードは2組セットで。こんな洒落た山札が場にあったら、勝負師ならずとも血が騒ぎそう。
高橋絵里奈=写真 松平浩市=スタイリング 今野 塁=文