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2019.10.30

ライフ

素朴な疑問……ファーウェイのスマホって普通に“使える”の?

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スマホ
米国政府による制裁措置の影響を受け、最新機種「HUAWEI Mate 30」(日本未発売)でGoogleの公式アプリやサービスが利用できなくなったなど、穏やかならぬニュースが話題となってしまったファーウェイ。
Gmail(メーラー)や、Googleカレンダー(スケジュール管理)、Googleマップ(地図)といった、ビジネスでも頻繁に利用されているアプリが使えなくなるのは、仕事でスマートフォンを活用している人たちには困ったところ。また、アプリストアの「Googleプレイ」が利用できなくなるため、一部のゲームなど、Google公式以外のアプリも利用できなくなる可能性があり、子供と一緒にスマートフォンで遊んでいる人にも影響が出るかもしれない。
そんなニュースを耳にすれば、現在、日本で販売されているファーウェイ製スマートフォンに対しても、他社製と同様に“使える”のかという疑問を抱いている人は多いはずだ。
そこで、日本で販売されている最新機種「HUAWEI P30 Pro(HW02L)」と「HUAWEI P30」を入手。どれくらい普通に“使える”のかを、ざっくりと体験してみた。
 

ドコモは採用を継続。騒動以降の新機種に“変化”はあるのか?

スクリーンショット
ファーウェイの公式サイト。いろいろと話題になっているものの、売上高は前年比124%と好調だそう。※本画像はスクリーンショット。
ファーウェイといえば、制裁措置云々で話題となる前は、ハイエンドから入門機まで、コスパの高さで知られていたメーカー。特に格安スマホの分野では、国内でも人気となっていた。
実は筆者が持ち歩いているノートPCもファーウェイ製で、購入から数年経っているものの、現時点では特に不満なく使えている。故に、ファーウェイ製品には以前から好感を持っていたのだが、やはり最近のニュースは気になるところ。特に、Googleの公式アプリやサービスが利用できなくなるかもしれない、と聞けば、購入を躊躇してしまうのが人情というものだろう……。
……なんて、あれこれ迷っていたところ、2019年9月下旬にNTTドコモが、製品発表からタイムラグがあったものの、「HUAWEI P30 Pro」の発売を開始。このタイミングで大手キャリアが、敢えてファーウェイ製品をラインナップするからには、やはり触ってみたくなるのもまた、ガジェット好きの人情というものである。
幸い、「HUAWEI P30 Pro(HW02L)」と若干性能が異なるSIMフリー版「HUAWEI P30」の2機種を拝借することに成功した。はたして、現在のファーウェイ製スマートフォンは、他社製と比べどのような違いがあるのだろうか? スペック詳細などマニアックな話題は専門メディアに任せるとして、ここでは極めて素朴に、普通のスマートフォンとして使ってみた感想をまとめることにしよう。
比較
「HUAWEI P30」(左)と「HUAWEI P30 Pro(HW02L)」(右)のディスプレイ面。


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