Apple MusicやSpotifyと並ぶ音楽ストリーミングサービスのAmazon Musicが、2019年9月17日から、新たに高音質配信サービス「Amazon Music HD」を提供開始。 従来のサービスから、何が変わったのか? 音楽好きな男性には、かなり気になる新サービスの概要と魅力をまとめてみた。
6500万曲以上の楽曲をCD、またはそれ以上の音質で聴ける定額配信サービス
80年代~90年代にかけて青春を過ごした男たちにとって特に、音楽は人生に不可欠な存在。レコードやCDを買い漁る頻度は減ったかもしれないが、最新の音楽配信サービスを利用し、新譜や名盤を小まめにチェックしているという人は、結構多いはず。 そこで気になるのが、配信サービスの音質だ。月額1000円程度で世界中の音楽が聴き放題になる点は魅力だが、CDに比べ音質が劣る場合が多いため、CDやレコードの音質に馴染んでいた世代としては、物足りなさを感じていたのではないだろうか。そんな音楽好きの男性に衝撃の朗報といえるのが、新しく始まった「Amazon Music HD」である。 これまで、国内向けでもソニーの「mora」やオンキョーの「e-onkyo music」など、CD音質またはそれ以上のハイレゾ音質音源を提供するサービスはあった。 しかし現状では、楽曲またはアルバム単位で購入するダウンロード販売が中心となるため、購入が面倒だったりコストを気にしてしまったりといった理由で、よほどのマニアでない限り手を出しにくい状況だったのが正直なところ。 その点、今回始まったAmazon Music HDなら、月1780円(プライム会員の場合)の定額料金で、6500万曲以上のCD音質音源、しかもその内の数百万曲はCD音質を超えるハイレゾ音質音源が、いわゆる“聴き放題”となる。 この価格と対象となる楽曲数だけでも、十分なインパクトを持っているサービスであることがわかるはずだ。