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80年代~90年代の名曲はほぼ網羅。かなりニッチな楽曲もHD対応に

とはいえ、こだわりのある音楽好きなら、価格や楽曲数に惑わされるのは危険、と思っている人もいるはず。なぜなら、いかに楽曲数が多くても、自分が聴きたいアーティストが対象外だったなら、まったく意味がないからだ。
筆者も、その点がいちばん気になるところだったのだが、実際にAmazon Music UnlimitedからAmazon Music HDへアップグレードしてみたところ、CD音質に相当するHD(16bit/44.1kHz/最大850kbsのロスレス)対応の音源は、予想をはるかに上回る多様性を持っていた。
最新アーティストや、誰もが知るビッグアーティストの作品がHD対応になっているのは当然として、たとえば洋楽だと『Pebbles(60年代に活躍した、世界各国のマイナーなロックバンドの楽曲を集めたコンピレーション集)』のようにマニアックなアルバムまで、ちゃんとHD対応になっていたのは、個人的にかなりの衝撃。
アルバムチャート
アルバムアートの下に「HD」または「Ultra HD」のアイコンが付いている場合は高音質対応。「Ultra HD」と書かれていても、アルバム全曲がそうとは限らないようだ。
洋楽に比べると邦楽のほうが、少しだけ対応数が少ない印象もあるが、それでも80年代~90年代のアーティストは、だいたいカバーされているようだし、現在HD対応になっていないアーティストも、今後アップデートされていくのだろう。
ディスコグラフィー
フリッパーズギターはHD対応だが、なぜか今のところ小沢健二の作品はSD音質(16bit/44.1kHz/最大256kbsのロッシー形式)のままだった。
CD音質を超える「ULTRA HD」(最大24bit/最大192kHz/最大3730kbsのロスレス)対応音源も、思っていたよりは豊富な印象。やはりジャズやクラシック系が目立つが、90年代J-ROCKや80年代アイドルの楽曲でも、ULTRA HD対応しているものが少なからずあった。
アプリ画面
Amazon Music HDアプリでは、ULTRA HD対応楽曲のプレイリストを公開中。どのアーティストが対応しているか確認するのに便利だ。
現在、Amazon Music HDは90日間の無料体験キャンペーンを行っているので、自分が好きなアーティストがHDまたはULTRA HDに対応しているか確認してみると良いだろう。


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