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2019.09.29

あそぶ

平山祐介の涙腺が大崩壊! ボロボロと泣きじゃくった映画3作品

俳優として映画やドラマでも大活躍のモデル・平山祐介さん。読書好きで知られる彼だが、映画鑑賞も古くからの趣味のひとつ。今回は祐介さんに「家で気楽に観られる」をコンセプトに、NETFLIXからオススメ映画を選んでもらった。
喜怒哀楽をバランスよく表現できるとストレスが溜まらない、とはホントかウソか定かではないが、「映画を観て思いっきり泣きたい」という気分になることはままあることだ。涙とともに、日頃の疲れやストレスまで洗い流されてゆく感覚も味わえるしね。
さて、我らの祐介さんはどんな映画で泣くのだろう。いや、そもそも映画を観て泣くことはあるのだろうか? 単刀直入に聞いてみた。
感動の涙を流す平山祐介

「涙腺が壊れたと思うほどボロボロ泣きます」。

──映画を観て泣くほうですか?
平山 お涙ちょうだい系の作品を積極的に観ることはありませんが、もう涙腺がおかしくなったのかと思うくらい、ボロボロ泣いたりしますよ(笑)。『ニュー・シネマ・パラダイス』は鉄板かな。
日本で上映されたのは僕が大学生の頃。当時は単館上映だったくらいマイナーな作品だったんですよ。僕が観たのは確か、銀座のシネスイッチかな。
『ニュー・シネマ・パラダイス』の思い出を語る平山祐介
──今でこそ誰もが知る名作ですが、スタートは単館扱いだったんですね。
平山 そう。途中から火がついて有名な作品になりましたが、最初はメジャーではなかった。大学生だった僕は、当時、カッコつけていたので(笑)、銀座や六本木の単館系の映画館にヨーロッパの作品を観くのが好きだったんです。『ニュー・シネマ・パラダイス』はそこで観た作品のひとつでした。
──どんなシーンに心打たれたんですか?
平山 主人公・トトが成長して、過去のいろんなことを思い出していくのが甘酸っぱくて。最後、サルヴァトーレが形見に残したフィルムを見ると、それは検閲でカットされたキスシーンをつないだシーンだった。それを見ていたトトの表情とかね。当時20代だった僕は、本当に素敵な作品を観たなぁ、っていう充足感に浸りましたね。
ニュー・シネマ・パラダイス(1988)
監督|ジュゼッペ・トルナトーレ 出演|フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン。中年になった映画監督が、幼少時代に通いつめた映画館「パラダイス座」での思い出を回想する物語。映写技師だったアルフレードと世代を超えた友人になった少年は、火事で視力を失ったアルフレードの代わりに映写技師として働くように。30年後、アルフレードの葬儀で渡された一本のフィルム。そこに写っていたのは……。


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