渋谷と原宿のちょうど間、平日の遊歩道。いつでも人が行き交っているエリアだけれど、この日の賑わいはちょっと異常だった。 黒山の人集りの中心にあるのはカルチャー好き御用達のブランド、RVCA(ルーカ)の旗艦店とその向かいにあるギャラリーで、展示されているのは映像から立体物、写真にコラージュまで、手法もテイストも異なる作品たち。 これらはすべて、2008年公開の映画『ビューティフル・ルーザーズ(BEAUTIFUL LOSERS)』ゆかりのアーティストが手掛けたもの。先日RVCAが開催した「RVCA WORLD TOUR TOKYO」の一環として行われたのが同作に再びフォーカスするという試みで、バリー・マッギー(BARRY MCGEE)にエド・テンプルトン(ED TEMPLETON)など、このイベントに際して来日したビッグネームたちをひと目見ようと、多くの人々が集まった結果がこの光景というワケだ。