2019.07.05
LIFE STYLE

コールマンに直撃! 現地でドギマギしないためのキャンプの基本 Q&A

コールマン

今夏、ファミリーキャンプデビューを目論むオトーチャンたちへ問う。このままキャンプ場へ乗り込んで、はたしてモタつかない自信はあるか?

一家の大黒柱たるもの、妻や子供たちの前で慌てふためくような格好悪い姿などは見せられない。そのためには、最低限の知識を身につけておくことが重要だ。

そこで、「Coleman(コールマン)」のイベントにお邪魔し、オトーチャンが知っておくべきファミリーキャンプのイロハを取材。教えてくれたのは、コールマンの西川宏さんと、フードコーディネーターの三宅香菜子さんだ。

西川宏さん
西川 宏さん
三宅香菜子さん
三宅 香菜子さん

おふたりとも普段から家族と一緒にキャンプを楽しんでおり、ファミリーキャンプの現場を熟知している。それでは早速、慌てることのないよう押さえるべきポイントについて教えてもらおう。


Q.キャンプ場に到着。まず、テントはどんな場所に建てるべき?

テント

A.寝心地&水没を考慮して、フラットな場所を。

「答えはシンプル。できるだけゴツゴツした石や傾斜がない、フラットな場所ですね。少しの傾斜でも寝にくく感じてストレスになるので、リビングスペースよりも寝床となるテントを立てる場所の確保を優先的に。

傾斜のない場所は水の動線ではないので、雨が降ったときに、小川のように水が流れてきて水浸しになる、なんてことも避けることができますよ」(西川さん)。


Q.テントの設営開始。猛烈にモタつきそう……。組み立てのポイントは?

テント

A.基本の5ステップさえ押さえておけばOK!

「最近のテントは、ほとんどのメーカーのものが簡単に組み立てられるようになっているので安心してください。まず生地を広げる。そして、メインポールを組み立てる。ここまでがどの説明書でも最初の段階で書かれていて、もうほとんど寝られる状態です」(西川さん)。

テントの床・壁になる生地を広げる
ステップ1:テントの床・壁になる生地を広げる。
メインポールを組み立てる
ステップ2:メインポールを組み立てる。

「あとはサポートポールを組み立てて、フライシートと呼ばれる防水・撥水加工のされた生地をかぶせる。最後にしっかり固定するためにペグを打てば完成です。たったの5ステップ、10分もかからず組み立てることができますよ」(西川さん)。

サポートポールを組み立てる
ステップ3:サポートポールを組み立てる。
フライシートをかぶせる。
ステップ4:フライシートをかぶせる。
45°の角度でペグを打つ。
ステップ5:45度の角度でペグを打つ。

「ちなみに、ペグを打つときには、ポールと同じ角度ではなく、反対側へ抵抗が生まれるように打ち込みましょう。地面に対して45度の角度で打ち込むのが、いちばん強く抵抗がかかるので良いといわれています」(西川さん)。


Q.ペグを打ち込めないような場所では、どうすれば?

西川さん

A. 地面が堅いならスチールの強いペグ、砂浜では土嚢を。

「地面が堅い場所なら、付属のペグではなく、スチールでできた強度の高いペグを使うのが良いでしょう。特に富士周辺のキャンプ場は、富士の岩盤が近くにあるので堅いのです。そういった場所でも、スチールのペグとスチールのハンマーを使えば、しっかりと固定できますよ。ちなみに、砂浜のように打ち込めない場所では、ペグ代わりにスーパーの袋に砂を詰め、土嚢のようにしてあげればOKです」(西川さん)。

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Q.次はタープの設営。リビングスペースを快適にするコツは?

西川さん

A.オープンタープは、風向きを考えて建てると◎。

「リビングスペースとしてよく使われるオープンタープは、風が通らないと涼しくないですよね。ただ、風を思いっきり受けてしまうと、安定しないんです。

そのため、風が吹いているときは、タープが横から風を受けられるように設置を。そうすると風通りが良いだけでなく、下の生地から風が抜けていき、タープがグラグラしにくいという利点もあります」(西川さん)。


Q.夏キャンプは熱中症との戦いも。暑さ対策はどうする?

テント

A.標高の高いキャンプ場を選ぶに限る。

「最新のテントには、遮熱効果が高く、涼しさを感じられるものもあります。また、テントに付けられるファンなどアイテムも充実し、快適に過ごすことができます。ただ、いくら性能が良くても35度を超えるような猛暑では、テントの中やタープの下も暑くなるのは当然。

道具による対策には限界があるので、意識したいのはキャンプ場選びですね。夏は軽井沢や富士五湖など、標高が高い場所がおすすめ。標高900mの場所であれば、0mの場所に比べて気温が5.4℃ほど下がりますから。キャンプ場選びとアイテム選びは両方意識したほうがベターです」(西川さん)。


Q.続いて、夜の明かりについて。小さい子供が、ガスランタンなどでヤケドしないか心配。

西川さん

A.子供の手が届かない高さにすれば大丈夫!

「最近は LEDも増えていますが、雰囲気を考えるとガスランタンを選びたくなるもの。そういう場合は、高さのあるランタンスタンドに灯して、できるだけ高い位置に調節しましょう。

とにかく子供の手が届かない高さにしてあげれば安全です。しかも、高い位置でランタンを灯すと、そのぶん明るく灯せるエリアが広がりますよね。ただ、就寝時間になったら灯りを落とし、周囲のキャンパーの迷惑にならないようにしましょう」(西川さん)。


Q.バーナーや焚き火台は、テントからどのくらい離せばいい?

バーナー類

A.バーナー類は布地の下でなければOK。焚き火台は3.0〜3.5m以上離したい。

「テントなどの生地はポリエステルなので、火が飛んだら溶けて穴が空くか、最悪の場合、一気に燃え広がってしまいます。とにかく火元の近くにはテントなどの燃えやすい生地がないように、というのが基本ですね。

タープの下に入れている人もいますが、避けたほうが良いでしょう。火の粉が飛びやすい焚き火台は、3.0〜3.5m以上はテントから離したほうが安全です」(西川さん)。

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Q.さて、いよいよ料理へ。大人も子供も喜ぶキャンプメシをつくるコツは?

オムライス

A.それぞれが食べたいものを、とにかく簡単に作るべし。

「特別に凝った料理でなくても、見慣れた食材や料理でも、 外で調理して食べるということが、家族にとっての特別な美味しい時間として記憶に残ると思います。

例えば、子供が大好きなオムライスを、コールマンの『おつまみクッカー』でたこ焼きサイズにアレンジしてみたり。大人はおつまみとして、缶詰をただ焚き火で温めたりするだけでもいい。これだけでごちそうになるじゃないですか。本当に簡単で、自分が食べて幸せになれるものがいいのかなって思います」(三宅さん)。


Q.食欲が減退しがちな夏場、どんなキャンプ料理がおすすめ?

三宅さん

A.旬の素材を取り入れた、あまり火を使わずに済む料理がぴったり!

「夏場のキャンプ、暑い中で火を使った調理をするのは億劫になりますよね。だから私は、冷汁をおすすめします。味噌やツナ缶、キュウリ、そして薬味をたっぷりと入れ、豆乳と氷で冷やして作った汁を、前日に炊いておいたご飯にかけて食べるんです。

子供も大人もサラサラっと食べられるし、夏バテしている人にもぴったりですよ。あとは、せいろを持って行くのもおすすめ。旬野菜やお肉、麺などを一気に蒸して調理できるので、火を使う時間も手間も省けます」(三宅さん)。


Q.料理のあとの片付け。ゴミってどうするのが正解?

ゴミ箱

A.キャンプ用のジッパー式ゴミ箱へイン。ニオイを出さないことが大事!

「野生動物に取られないよう、ゴミ袋をテントに入れる人もいますが、やっぱりニオイがきついですよね。最近は各メーカーから、ジッパー式で蓋のできるゴミ箱が出ているので活用してください。

密閉性の高いゴミ箱に入れておけば、ニオイもしないので動物が寄ってくることもありません。もし来たとしても、開けられません。アイテムがなければ、ゴミ袋はクルマの中に入れておくのもいいでしょう」(西川さん)。


さて、ここまでファミリーキャンプの基礎知識を見てきたが、シミュレーションはできただろうか?

家族が心からキャンプを楽しめるかどうかは、オトーチャンの腕にかかっている! 子供たちに格好悪いところを見せることのないよう、事前の予習をお忘れなく。

# キャンプメシ# キャンプ場# コールマン# ファミリーキャンプ
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