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2019.06.24

ライフ

13年間全く昇進しなかったダメリーマンが、売れっ子作家として覚醒するまで【前編】

大橋さん

「大手通信会社に勤めていた13年間、僕は一度も昇進しませんでした」。

そう語るのは作家の大橋弘祐さん(41歳)。身長180cmを超えるスマートな体型に、整った顔つき、モデルやタレントと見間違えるほどの爽やかな容姿だ。

書影

2015年に発行された自身の処女小説『サバイバル・ウエディング』(文響社)は、昨年、女優の波瑠主演で連続ドラマ化。また経済評論家・山崎 元氏との共著『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(同社)など、『難しいことはわかりませんが』シリーズが39万部を超えるベストセラーとなった。

大橋さんは作家として執筆活動を行いながら、編集者として働くという二足の草鞋を履いている。

大橋さん

「昼は編集の仕事をして、帰宅してからは一旦眠るようにしています。パソコンにただ向かっていても何もアイディアが出ないことが多いので、短時間の睡眠をとって頭を切り替えるんです。22時ごろに起きて、夜中2時ぐらいまで集中して原稿を書き、もう一度就寝します。毎日なにかしら執筆していますね。今は小説と歴史マンガの原作にエネルギーを注いでいます」。

すっかり売れっ子作家・敏腕編集者として活躍する大橋さんだが、作家デビューしたのは4年前。37歳の頃だ。以前は大手の通信会社で広報やマーケティング部に勤務していたが、芽を出せずに “ダメリーマン”として長年くすぶっていたのだという。

30代後半になり、ようやく異業種で花開いた大橋さんの半生を聞いた。



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