オーシャンズとレジャー 37.5歳から始める大人の趣味入門 Vol.99
2019.05.03
LEISURE

素人も扱いやすいライカをプロの視点で。その他名門ならどのモデルが正解?

「ベストショットは父が撮る!」
残しておきたい我が子の成長。写真館に行ったり、カメラマンに頼んだりしてもいいが、やはり家族に向ける笑顔が最上。ならば父であるアナタがカメラを持ち、シャッターチャンスを狙おうではないか!

前回はカメラ初心者のオトーチャンにも優しいミラーレスカメラを紹介した。今回は誰もが憧れるカメラブランド「ライカ」をはじめ、独自の進化を遂げてきた「美学のあるカメラ」をピックアップ。

実は「ライカ」は、初心者にも扱いやすい

「美学のあるカメラ」と聞いてまずピンとくるのは、数々の写真家たちを虜にしている「ライカ」だろう。いつかは手にしたい憧れのカメラと思いきや、実はカメラ初心者にもおすすめなのだそう。

「美しいボケ感や圧倒的な描写力で、誰でも美しい写真が撮影できるのがライカの魅力。無駄を削ぎ落としたデザインなので操作もとてもシンプル。シャッターを押したときの感触なども心地良く、精度の高さを感じますね」。

そう話すのは、多方面で活躍するカメラマン・吉澤健太さん。本企画の先生である。では、どの機種が初心者にオススメなのか。シティ派にもアクティブ派も使える2種を見ていこう。

エントリーにぴったりな定番モデル
「ライカ CL」

ライカCL
ライカ CL 34万円[レンズ別売り]/ライカ www.leica-camera.co.jp 

2017年に登場した本機種は、アルミ削り出し素材をベースとしたボディにレザーが張られた小粋なデザイン。手にした感触がよく、ボリューム感も丁度いい。ファインダー撮影はもちろん、背面ディスプレイを使ってフリーアングルでも撮れる。一生モノとして手に入れるに値する一台だ。

防塵防滴、アウトドア向けのモデルが登場!
「ライカ Q2」

ライカQ2
ライカ Q2 65万円/ライカ www.leica-camera.co.jp

 3月23日に発売された「ライカ Q2」は、防塵防滴のレンズ一体型フルサイズカメラ。4730万画素の35mmフルサイズセンサーを採用しているので、驚くほど鮮明な写真を撮ることができる。高コントラストで深みのある色彩美に思わずうっとり。背景のぼけ具合も美しい。

防塵防滴のボディは軽量な素材を採用しており、タフなのに軽やか。夏には海辺や川辺での撮影、キャンプやアウトドアシーンでも大活躍してくれることだろう。

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ライカ以外の男心くすぐり系カメラ

さらに独自の美学を貫くカメラとしてピックアップしたいのが、リコーの「GR III」と広角レンズ一体型のシグマ「dp0(ゼロ) Quattro」、そして「ハッセルブラッド X1D-50c」だ。

「ミラーレスもいいんですが、一眼のクオリティを搭載したハイスペックコンデジも面白いんです」と吉澤さん。

両機に共通するのは、一眼レフと同等のスペックに加えてユニークな個性があることだ。

一眼のクオリティを小さなボディに詰め込んだ
「RICOH GR III 」

GR III
RICOH GR III 10万8300円[実勢価格]/リコー www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/gr-3/

今年の3月、プロからアマチュアまで幅広い層から支持を集めるリコーのGRシリーズから最新モデルがデビュー。ポケットにすっぽり収まるコンパクトさで重さは257g。小さなボディには一眼レフカメラに使われる大型センサーが搭載されているほか、手ぶれ補正機能や、彩度・色相などを細かく調整できる「イメージコントロール」機能などを搭載。

一眼クオリティで軽量のカメラはほかにもあるが、レンズキャップがなく、撮りたいときにすぐ起動する「GR III」は最強のスナップ機。しかもBluetoothでスマホに接続もでき、GPSによる位置情報の記録も可能。できるだけ身軽でいたいときのベストパートナーだ。

歪まない広角レンズで圧巻の景色を撮影
「シグマ dp0 (ゼロ)Quattro」

dp0 Quattro
シグマ dp0(ゼロ) Quattro 8万1250円[実勢価格]/シグマ www.sigma-photo.co.jp/sgv/dp0_quattro/

シリーズ第4弾となる「dp0(ゼロ) Quattro」は大型イメージセンサーと、21mm相当の超広角レンズを搭載したレンズ一体型のデジタルカメラ。広角レンズといえど、センサー面から最短18cmまで「ヨリの撮影」も可能。オートフォーカスも素早く正確。ボケ感も独特の風合いを醸し出す。

通常21mmほどの超広角レンズだと被写体が歪むが、「dp0(ゼロ) Quattro」なら歪曲ゼロのダイナミックな広角写真を撮ることができる。運動会やアウトドアといったシーンで迫力ある写真が撮影できる。

被写体を引き立てるボケ味が美しい!
「ハッセルブラッド X1D-50c」

ハッセルブラッド X1D-50c
ハッセルブラッド X1D-50c 73万円[レンズ別]/ハッセルブラッド www.hasselblad.com/ja-jp/x1d/

吉澤さんも愛用するスウェーデンの老舗カメラメーカー、ハッセルブラッドのもの。2016年に登場した世界初のミラーレス中判デジタルカメラ「ハッセルブラッド X1D-50c」にも注目したい。

「圧倒的なプロ機ですが、ハッセルブラッドの中では使いやすく、ルックスと画質の良さはピカイチです」と吉澤さん。

人物を撮れば、美しいボケ味で被写体を際立たせ、ランドスケープを撮れば、絶妙な光のグラデーションでその場の空気感まで映し出す。

 

さて、次回からはいよいよ実践編。吉澤さんにレクチャーしてもらいながら、カメラ初心者のオトーチャンが我が子の撮影に挑戦! 動き回る子供の表情をいかに捉えるか、自慢したくなる写真を撮るにはどうすればいいか、子供のベストショット撮るノウハウに迫る。

 

吉澤健太(フォトグラファー)
ファッション、インテリア、車、時計、旅……多岐にわたるジャンルから引っ張りだこのカメラマン。クリエイターのためのワークスペース「rakuda」を運営しており、クリエイター同士の交流 、情報発信の場となるワークショップなどの活動にも取り組む。カメラ選び、写真の撮り方、子供撮影など個人向けの依頼も請けている。

吉澤健太=撮影 諫山由梨子=取材・文

# オーシャンズとレジャー# カメラ# ベストショットは父が撮る!# ミラーレス
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