Good Packing Guy Vol.24
2019.04.03
LIFE STYLE

身近な”アレ”がギアに変化⁈ サイクリストのパッキングアイデア

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仕事とプライベート、ともに相棒となるバッグに賢く軽く荷物を収納すべく、さまざまな人のパッキングを見せてもらうこの企画。

前回に引き続き、narifuri tokyo(ナリフリトーキョー)で働くサイクリスト・岩瀬 翼さんにミニマルパッキングのテクニックを教わっていこう。

岩瀬さん

前回、岩瀬さんには2-WAYギアを中心に日常と旅行のどちらのシーンでも使えるアイテムを教えてもらった。しかし、サイクリストのパッキング術はこれだけにあらず。

「家にあるものや、既に持っているアイテムを活用することも多いです。パッキングの軽量化にも繋がりますよ」(岩瀬さん、以下同)。

ということで、今回はすぐ試せるテクニックや日常的なアイテムを駆使したパッキング術を紹介。真似すれば、明日からのバッグがより軽く感じられるはず!


重い荷物は「上」に乗せる! バックパックの積載順序に注意

パッキング

ご存じの方もいるかもしれないが、バックパックを背負う際、荷物の重心は「下」にあるほどストラップから体に負担が伝わり、疲れを感じやすくなる。そこで荷物の重心を「上」にし、ストラップから伝わるバックパックの重さを軽減させることが必要だ。

難しく聞こえるかもしれないが、工夫ポイントは至って簡単。荷物を入れる際、軽いものを「下」に入れ、重いものを「上」に乗せていくだけ。

登山へ行く場合にも使われる定石ではあるが、バックパックを背負ったまま長距離を移動する自転車乗りの間でも定番になっているパッキング術である。


荷物の重心が自然と上がる “丸い底”がポイント

バックパック

さらに荷物の重心を上げることに一役買うのが、岩瀬さん愛用のナリフリのタクティカルバックパック。防撥水性を兼ね備えるコーデュラ素材のキャンバス生地で雨にも強い。フタの裏やインナーにはPCスリーブなど複数のポケットが付くため収納力もバツグン。しかし、最大の特徴は“丸い底”だそう。

「なるべく軽い着替えやサブバックなどを下に詰めますが、この底のおかげで荷物が下に溜まらないので、自然と重心が上にくる設計。便利すぎて手放せないです」。

衣類を入れる場合、四角い底ではどうしても四方に隙間が空いてしまいがち。けれど丸い底ならば隙間が生まれにくく、重いものがずり落ちる心配がない、という寸法だ。


衣類のパッキングは、機能性素材と圧縮袋を上手に使う

実は荷物を減らすテクニックは衣服の素材選びにもポイントがある。「自転車に乗っていると、汗で濡れる、圧縮袋に入れてシワが付く、サドルとの摩擦でおしりの部分がダメになるなど、ウェアの悩みは尽きません」。

衣服

シャツでオススメなのは、シアサッカー生地。表面がデコボコしていることから肌に触れる面が少なく涼しく感じられ、べたつきにくい。吸水速乾機能に優れる素材を選べば、汗をかいても天気のいい日はすぐ乾くそう。素材自体がシワっぽいので、圧縮袋に入れてもシワが目立たず、アイロンいらず。これからの時期には打ってつけだ。

さらになりふりオリジナルのコーデュラポンチ素材のパンツも外せない。スウェットのような肌触りに加え、吸水速乾性・高い耐久性を兼ね備えた機能素材。長時間自転車に乗っていても破れにくいので、予備の着替えを増やせない自転車旅行では特に重宝されている素材である。

圧縮袋

さらに衣服を収納するのに欠かせないのが、定番の圧縮袋。すでに持っている人も多いだろうし、100円均一などでも手軽に手に入る。

「まず濡れても問題ないのと、薄くなるのでバッグの中での体積も最小限に抑えられます。自転車乗りなら1泊程度の旅行だと圧縮袋は必要ない場合がほとんどですが、やむを得ず荷物が増える際はバッグに忍ばせておくと便利です」。

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タオル代わりの手ぬぐいは、バッグに括り付けて乾燥

体を動かせば当然汗も出る。そこで必要なのがタオルだが、岩瀬さんは手ぬぐいを愛用中。それには理由があるのだとか。

「タオルよりも軽い手ぬぐいは汗拭きとして、特に旅行の際は必ず持ち歩きます。自転車に乗っている間はバックパックのストラップにバンドで括り付けておくとすぐ乾くので便利です」。

圧縮袋

実際に使っているバンドは、前回も登場した、パンク修理用の道具をまとめているストラップ(写真・左上)。ワークスのチューブホルダーはゴム製なので、自転車に乗る際にスボンの裾を縛るのにも使えるなど、さまざまなシーンで大活躍する便利なアイテムだ。

「バンドがない場合はゴムでもOK。輪ゴムは耐久性が不安ですが、コンビニで買える髪留めゴムなら手頃にゲットできるので、代用できます」。


ケーブル類は、イヤフォンケースを流用

ケーブル

「泊まりとなれば、必要なガジェットは増えてきます。ちょうどいいサイズの収納がなく探していたのですが、使っていたBluetoothのイヤホンケースが理想の大きさで、大活躍してます」。

iPhoneや自転車用ライトの充電、イヤホンの充電など裸でバッグに入れたくないケーブル類。手のひらに収まり、クッション性にも優れたイヤホンケースがドンピシャだったとか。


スペアチューブを小さくまとめたのは、家庭用のアレ!?

パッキング

自転車乗りの必須アイテムであるパンク修理用のスペアチューブだが、なんと調理用ラップで包んでいる。

「ラップでぐるぐる巻きにするのはサイクリストの中では実は定番です。チューブを異物から守るだけでなく、バッグ内が汚れず、また丸めたチューブをコンパクトにする目的もあります。軽いし、わざわざ専用ケースを買う必要もない、使い終わったら捨てられるのも便利です」。

透明なので中身が見えやすく、自宅で失くしたくない部品をくるんで保管するのにも◎。また、水濡れが心配なガジェット類のコードをまとめるのにも、このラップ巻きは代用できそう。


手持ちのアイテムで、パッキングはミニマル化可能!

自転車

バックパックの収納方法やガジェットの持ち運び方、ひいてはチューブまで、専用アイテムがなくともコンパクトなパッキングを実現していた岩瀬さん。わざわざ道具を買い揃えずとも、日々のパッキングは改善可能なようだ。

「バッグが重いから軽いモデルに買い換えよう」「ガジェットの収納ケースが必要だ」なんて新しいアイテムをチェックするのも楽しいけれど、まずはバッグにものを入れる順番を工夫し、家の中で使えそうなアイテムを探してみるのもありだろう。

岩瀬さんが見つけたケーブルケースのように、シンデレラフィットするパッキングアイテムが眠っているかもしれない。


金光照子=取材・文
# Good Packing Guy# サイクリスト# パッキング
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