NEWS Vol.271
2019.01.02
FOOD&DRINK

100年後を見据えて。日本最小規模の蒸溜所がつくるクラフトウイスキー

クラフトビールはいまやすっかり市民権を得て、店でも家でも気軽に飲めるようになってきた。クラフトジンもすでに海外ではブームになっていて、日本での人気もじわじわ上昇中。

酒好きを魅了してやまない「クラフト〇〇」、お次はウイスキーに注目だ。

「アマハガン ワールド モルト エディション No.1」4900円/長濱蒸溜所 0749-63-4300

「クラフト」という言葉の定義は厳密には決まっていないが、小規模の工場で製造された、こだわりや個性が詰まったモノ、というのが一般的だろうか。それなら、こいつはまさに「クラフトウイスキー」と呼ぶにふさわしい。

築100年以上の米蔵を改装したブルワリーで、酵母が生きた自然派ビールを長年にわたり醸造している「長浜浪漫ビール」。その施設内の一角で2016年より稼働しているのが、“国内最小規模”のディスティラリー(ウイスキーを製造する蒸溜所)「長濱蒸溜所」である。“100年後に喜ばれるウイスキー”を目指し、ウイスキーづくりの原点というべき手法で、リッチな味わいの原酒づくりに日々取り組んでいる。

その蒸溜開始からおよそ2年が経った今年、初めて誕生した記念すべきブレンデッドモルトウイスキーが、「アマハガン(AMAHAGAN)」シリーズのNo.1だ。海外のモルトウイスキーをベースに、「長濱蒸溜所」のモルトを絶妙にブレンド。まろやかでモルティな麦芽の香りとオレンジチョコレートのようなフルーティさが同居し、深いコク、華やかな余韻を楽しめるテイストに仕上がっている。

製造工程で熟成を必要とするウイスキーは、完成するまでにとても長い時間がかかる。琵琶湖に面する長浜の地で、小さな蒸溜所が遠い未来を見据えて踏み出した一歩。そのクラフトマンシップに感じ入りつつ、ゆっくりと味わいたい。

 

[問い合わせ]
長濱浪漫ビール
0749-63-4300
www.romanbeer.com

中山秀明=文

# ウイスキー# ニュース
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