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2018.11.20

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新型Kindleが、オッサンの“童貞”を捧げるに値する理由

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新型Kindleが、オッサンの“童貞”を捧げるに値する理由
必要なのかどうなのか、よくわからないデジタル・グッズのなかで、電子書籍リーダーほどオッサンを悩ませる存在もないだろう。気になってはいるが、電子書籍を読むならスマートフォンでも用が足りそうだし、そもそも紙の本のほうが読みやいのでは……など、考えるほど購入に踏み切れない人が多いはずだ。
そんな気弱なオッサンの背中を後押しするのが、先ごろ発売された新型「Kindle Paperwhite(キンドル ペーパーホワイト)」である。オッサンが購入すべき“最初の”電子書籍リーダーとして適している理由を、試用した感想とともに紹介しよう。

最大の魅力は防水対応。風呂の中でも安心して読書できる

今回試用した「Kindle Paperwhite(Newモデル/第10世代)」は、Amazonが販売する「Kindle(キンドル)」シリーズの、現行ではミドルレンジにあたる電子書籍リーダーである。
本体、充電用のUSBケーブルに、薄い説明書だけのシンプルなパッケージ。セットアップも画面の指示に従えば簡単に完了する。
薄さ8.18mm、重さ182g (Wi-Fiモデル)。歴代のPaperwhiteでもっともコンパクトとのこと。
ストレージの大きさや広告表示の有無で価格が異なり、容量8GBで待ち受け画面などに広告が表示される“最安モデル”が1万3980円。32GBで広告非表示、さらに無料で4G通信ができるもっとも高価なモデルが2万2980円となっている。
11月7日に発売されたNewモデル最大の魅力は、やはりIPX8等級の防水対応になったことだろう。ちょっとした雨や水しぶきはもちろん、深さ2mまで水没した状態で最大60分放置しても故障しないという。

試しにシャワーを浴びせたり、コップの水をこぼしたりしてみたのだが、水圧に画面が反応し文字サイズが変更されるといったことはあっても、本体が故障する気配はまったくなかった。

実は、筆者がこれまで電子書籍リーダーの購入をためらっていた最大の理由が、この防水性能。暮らしのなかでもっとも本を読みたい場所が風呂という性格なので、濡れてはいけない電子書籍リーダーなんて、ほぼ無用の長物だったのだ。
その点、今回のNewモデルなら、うっかり手を滑らせて浴槽に落としても大丈夫というのは実に心丈夫なもの。注意書きには一応「湿度が極端に高い場所(スチームの中など)で使用しない」と書いてあるが、熱湯コマーシャルの現場でもない限り、おそらく問題ないだろう。
IPX8等級の防水対応という点では、先に発売された上位機種の「Kindle Oasis(キンドル オアシス)」で実現されていたのだが、こちらは最安でも2万9980円。その点でも、1万円台前半から手に入るPaperwhiteは、最初の電子書籍リーダーとして適切と感じた次第だ。


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