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2018.10.31

たべる

まるでお肉!? な大豆の味わい。深夜でもお口を許しちゃう「ピリ辛大豆ミンチ」

連載「健康で文化的な、真夜中の白めし」
家族が寝静まり、日付が変わる頃。妻が炊いてくれたごはんが、仕事帰りのからだに沁みる。そんなささやかな幸せを増幅させてくれるのが、「白めしのおとも」。欲張りな男たちの欲望を刺激する、お取り寄せも可能な逸品をどうぞ。
肉はオッサンの最愛の存在であり、天敵でもある。恍惚の時間を味わえる反面、その後の後悔もまたひとしお。まして、深夜食ならなおさらだ。そんな罪悪感を覚えずに、遠慮なく頬張れる存在、それが今回紹介する「ピリ辛大豆ミンチ」。“ソイミート”を使った、食欲そそるごはんのおともなのである。
ピリ辛大豆ミンチ (500g入り) 1500円/まるこし(まるこしオンラインショップ  https://marukoshi-shop.shop-pro.jp/
この逸品を送り出すのは、大正3年に創業した名古屋の老舗漬物メーカー・まるこし。スタンダードな漬物はもとより「ジャンキムチ」で評価を高めた、グルメなら一目置く名手である。
そんな丸越が次に着目したのは、地元名古屋のソウルフード・台湾まぜそばだった。
台湾まぜそばとは、豚挽き肉と唐辛子を炒めた台湾ミンチに、ニラなどを加えた汁なし麺。名古屋発祥の台湾ラーメンをヒントに得た料理で、濃い味付けが県民の心を掴んで人気が広がり、いまや東京で目にすることも珍しくない。そんな台湾ミンチを大豆タンパクでヘルシーに仕上げたのが「ピリ辛大豆ミンチ」だ。

パッケージを開くと、ニラとネギ、胡麻油の芳ばしい匂いがダイニングにふわりと広がる。ピリ辛にするため加えた、唐辛子、ブラックペッパーがまたニクい。見ているだけで旨さが伝わるその佇まいは、あふれる唾液を禁じ得ない。ほかほかの白めしに「ピリ辛大豆ミンチ」をスプーンで2杯。卵を落とせば、今夜の白めしの完成だ。
カロリー控えめのヘルシー丼にするため、ウズラの卵をチョイス。
では、いただきます。
頬張った瞬間、ピリッとパンチのある味わいが舌を刺激。これが大豆!? と疑いたくなるほどの肉肉しい食感に驚く。乾燥した粒状の大豆の水分量を調整し、みりんで臭みをとったというその製法には脱帽である。また、賞味期限が9日と短いだけあり、その“生”感もいい。調味したソイミートと、ニラやネギがほどよく漬け込まれ浅漬け状態に。瑞々しいのもうれしいポイントだ。
食欲をそそる“台湾ミンチ”と、ヘルシーな“ソイミート”。このふたつをミックスした「ピリ辛大豆ミンチ」は、まさにオッサンの欲を満たす理想の深夜食。ただし、ヘルシーゆえにごはんをいつも以上にかきこんでしまうので、食す際にはご注意を。
きくち よしみ=撮影
[問い合わせ先]
まるこし オンラインショップ
https://marukoshi-shop.shop-pro.jp/?pid=107813233


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