飲みの一杯目は「ビール!」というのが多数派かと思う。今では「俺はハイボールだけど」という人も増えてきたかもしれない。
しかし、「俺は芋焼酎のソーダ割りだよ」という人はほとんどいないだろう。でも、もしかしたらそんな人が増えてくるかも。そのココロは……。
焼酎のさらなる普及を目指すべく、全国で初めて「焼酎で乾杯条例」を制定した鹿児島県いちき串木野市。そんな“ガチ”な土地で酒蔵を営み、創業150年を迎えた濵田酒造が、従来のイメージとは一線を画すライチような焼酎「だいやめ」を発売した。
原料はさつま芋と米麹だけなので、普通の焼酎と変わらない。では、なぜライチのような特徴的な香りが実現できたのか。その答えは「香熟芋(こうじゅくいも)」にある。細心の注意を払って熟成させたさつま芋から、ライチを思わせる果実香を引き出すことに成功したのだ。
その香熟芋を仕込んでつくられたのが「だいやめ」なのだが、だいやめとは鹿児島の方言で「晩酌して疲れを癒やす」を意味する。「華やかな香りで、一日の疲れをリフレッシュしてほしい」と願うマイスターたちが商品名に込めた、酒飲みたちへの温かいメッセージでもある。
ウマい「だいやめハイボール」の作り方
グラスを口に近づけると普通の芋焼酎にはない、ライチのような甘い香りが鼻先に広がる。焼酎の香りが苦手という人も心配不要だ。濵田酒造が特にオススメする飲み方は「だいやめ」をソーダで割る「だいやめハイボール」で、「だいやめ」4に対し、ソーダ6というのが黄金比率だとか。具体的な作り方はこんな感じ。
濵田酒造がオススメする「だいやめハイボール」の作り方 だいやめ
2. 冷蔵庫で冷やしただいやめを注ぐ。※ 焼酎:炭酸= 4:6 がおすすめです。
6. お好みでカットレモンを入れてお楽しみください。
正統派なハイボールのプロ直伝レシピもチェックしながら、ぜひ新感覚な「だいやめハイボール」にもトライしたい。キレのあるシャープな味なので、唐揚げやピザなど、味の濃い食べ物にもピッタリ。その爽快な喉越しは仕事終わりの一杯目としても打ってつけだ。
焼酎好きも、そうでない人も、次なる晩酌の楽しみを知るために「だいやめ」を手にとってみてはどうだろうか。
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ぎぎまき=文