オッサンの秘密兵器! 37.5歳に贈るハイパー・ガジェットVol.21
日々登場する最新ガジェット。かつて夢見たような機能が満載の製品があちこちで産声を上げている。ただメカ好きのオッサンといえど、昭和世代。なかなか対応しきれないのが事実……。そこで最近登場したハイパーなガジェットをオッサン向けの使い方とともにレクチャー。さあ、魅惑のテクノロジーの世界へご案内!
「37.5歳に贈るハイパー・ガジェット」を最初から読む懐かしの「電子ブロック」を知るオッサン世代なら、すでに昭和な響きに聞こえるかもしれない「電子工作」というキーワード。しかし、どんな最先端機器だって、元をただせば電子工作の一種なのは言うまでもないこと。さらに、ここ数年注目されるIoT(モノのインターネット化)を理解するには、電子工作の基本を押さえておくことが結構重要だったりもするらしい。
そこで取り上げてみたいのが、電子工作系の知育玩具でトップクラスの人気という「電脳サーキット」だ。果たして、どんな玩具なのか? 遊んでみた結果をレポートしていこう。
魅力は“ハメる”快感! 米国で生まれた「電子ブロック」の進化型
「電脳サーキット(SNAP CIRCUITS)」は、知育玩具の世界的な老舗として知られる、アメリカのELENCO(エレンコ)社が開発&販売しているシリーズ商品だ(国内の販売元はサイエンス玩具研究所)。
ハンダ付け不要で、さまざまな電子工作の実験が行えるのは懐かしの「電子ブロック」と同様だが、配線(スナップワイヤー)や抵抗器のようなパーツが、立体パズルのピース状になっているのが、電脳サーキットならではの魅力。さらに、配線やパーツの接続にスナップボタンを採用している点もユニークな特徴だ。
子供でも簡単にパーツの接続ができるだけでなく、スナップボタン特有の、パチンパチンとボタンをハメる感触をたっぷり堪能できるのは、大人にとっても結構な快感だろう。
ちなみに、今回試してみたのはシリーズの第6弾商品となる「電脳サーキット 3D」(1万800円)だ。
その名の通り、基盤を組み合わせ立体的な回路ができるようになっており、159種類のプロジェクト(実験)例が用意されている。では、さっそく電脳サーキットの世界を体験してみよう。
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