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2018.07.11

ライフ

パチンコ店員からデザインの道へ。社長になる夢へひた走る男


連載「37.5歳の人生スナップ」
もうすぐ人生の折り返し地点、自分なりに踠いて生き抜いてきた。しかし、このままでいいのかと立ち止まりたくなることもある。この連載は、ユニークなライフスタイルを選んだ、男たちを描くルポルタージュ。鬱屈した思いを抱えているなら、彼らの生活・考えを覗いてみてほしい。生き方のヒントが見つかるはずだ。
「37.5歳の人生スナップ」を最初から読む

社長になる夢を20歳から15年間追い続ける

「将来、社長になる!」。子供のとき、こんな夢を文集に書いたことはないだろうか。その夢は大きくなると現実の中で忘れ去られ、多くは夢のままで終わってしまう。
しかし、山田真也さん(35歳)は違う。「社長になる」と考えたのは20歳のとき。以来、15年間、その目標をブレずに追い続けているのだ。
「現在、クリエイティブチーム『decoboco』の代表として、さまざまな企業の広告やウェブサイトのデザインを作っています。最近では、LDHグループ『DOBERMAN INFINITY』オフィシャルファンクラブサイトのWebデザインを手掛けました。」(山田さん、以下同)。
 
品川観光協会の地元活性化企画も実施している。
山田さんのチームは、基本的にプロジェクトごとに自分の周りにいるクリエイターを集めて仕事をするスタイル。扱う案件も大きくなり、仕事は順調だという。
しかし、山田さんにはプロジェクトごとのチームではなく、やはり会社を立ち上げたいという想いが強い。なぜなら、夢は「社長になること」だからだ。


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