左脳を刺激する! オッサンIT化計画 Vol.34
2018.07.02
LIFE STYLE

IT教育にも最適。「Nintendo Labo」でプログラムの基本を学ぶ

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IT教育にも最適。「Nintendo Labo」でプログラムの基本を学ぶ

段ボール製のパーツとSwitch本体やジョイコン(コントローラー)の組み合わせにより、斬新な“遊び”を生み出せることで大きな注目を集めた「Nintendo Labo(ニンテンドー ラボ)」。あらかじめ用意されたキットを、親子揃って(もちろん大人だけでも)組み立てて遊ぶだけでも十分に楽しいのだが(前回の記事はこちら)、さらに自分でオリジナルのプログラムを組んで遊べる機能まであるという。

昨今話題の子供のプログラミング学習教材として役立ちそうだが、そもそもプログラムに縁のない大人にも使いこなせるものなのか? ファミコン世代の40代男子が真っ向勝負に挑みます!

ファミリーベーシック以来の衝撃!?「Toy-Conガレージ」の魅力とは

任天堂とプログラミング教育と聞いて、ファミコン世代が懐かしく思い出すのは「ファミリーベーシック」(1984年発売)だろう。文字入力用のキーボードをファミコン本体に接続し専用カセットを差せば、ファミコンが“マイコン”に変わるという画期的なこの製品。BASICという初歩のプログラミング言語が学べたこともあり、ゲームクリエイターを目指す少年たちにとっては、憧れの的だった(筆者は買ってもらえませんでしたが)。

プログラミングができるという点で言えば、あれから30年以上の時を経て登場した「Nintendo Labo」は、まさに「ファミリーベーシック」直系の子孫。40代男子として、これで遊んでみない手はないのである。というわけで、早速チャレンジしてみたい。

プログラミングを行いオリジナルの遊びを創る「Toy-Conガレージ」で遊ぶためには、「Toy-Con発明室」のメンバーに加入する必要がある。加入資格は、「Toy-Con」キット(Switchとは別売の『Variety Kit』や『Robot Kit』内にあるキットのこと)をひとつ完成させ、「わかる」のコーナーで「Toy-Con」の仕組みに関するレクチャーを受けること。レクチャーをひと通り受けると、「わかる」のコーナーに「Toy-Conガレージ」への入り口が出現する。

このように、プログラミングを始めるまでの行程が、ちょっとした裏ワザのような趣向になっているのがミソ。何か特別なコトに挑戦するのだ! というワクワク感を煽ってくれるのはもちろん、プログラミング学習へ進むために必要な知識や感覚を徐々に教えてくれるステップにもなっている。

こうした丁寧さも、「Nintendo Labo」の大きな魅力だ。もちろん、「Toy-Conガレージ」に入ってからも、基本操作やプログラミングの“序章”的な事柄を、テキストや動画を交え詳しく教えてくれる。

画面の指示に従い、ある程度まで組みあがっているプログラミング画面に手を加えれば、まったくの初心者でもSwitchの画面やジョイコンを制御する簡単なプログラムを完成させることができる。

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必要なパーツを線でつなぐだけで、簡単にプログラミングが可能

それでは早速、プログラムを組んでみよう。「Toy-Conガレージ」では「ノード」と呼ばれるパーツを線でつなぐことで、プログラムを組んでいく。ノードは「入力」、「出力」、「中間」の3種類。画面下のボタンからメニューで、配置したいノードを呼び出すしくみになっている。

たとえば「ジョイコンを振ったら、画面が光る」というプログラムの場合は、「ジョイコンを振ったら(信号を出す)」という入力ノードと、「(信号を受けたら)画面が光る」という出力ノードのふたつを配置。

このふたつを線で繋ぐと、「ジョイコンを振ったら、画面が光る」プログラムの完成だ。ちなみに「画面が光る」という出力ノードは、ノードの大きさや位置を変えることで、光る場所が変えられるようになっている。

ノードの配置や、ノードを線でつなぐ操作をマスターしていれば、作業はほんの1~2分。もちろん、できることもシンプルなのだが、それでも自分で組んだプログラムが意図通りに動くのは、思った以上に感動的だ。出力ノードを「画面が光る」から「音が鳴る」や「(別の)ジョイコンを振動させる」などに変える、といった工夫をするだけでも、相当遊べてしまう。

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操作の簡単さはもちろん、プログラミングの楽しさを知るのにも最適

操作の基本やノードの使い方を理解するための、解説つきのサンプルプログラムもいくつか用意されている。パッケージに含まれている、サンプルプログラム用の段ボールパーツを組み合わせれば、さらに「Nintendo Labo」らしい“遊び”をプログラミングとともに楽しめるわけだ。

以上が、「Nintendo Labo」のプログラミング機能となる「Toy-Conガレージ」の概要だ。ノードの配置や線でつなぐ操作がちょっと繊細になっていることもあり、小さなお子さんがひとりで遊ぶには、やや難しめな印象だが、そもそも「Toy-Conガレージ」は、比較的年齢の高い子供や、親子で一緒に楽しむもの、という位置づけなのかもしれない。

今回は、40代男子がひとりでチャレンジしてみたわけだが、ごく初歩的なプログラムを組むだけでも、想像以上にプログラミングの楽しさを体験できた。「バイク」のキットを作ったとき(過去記事「“任天堂育ち”は絶対ハマる! 大人のためのNintendo Labo入門」)にも強く感じたが、とにかくガイド機能が良くできているので、プログラミングの場合も、子供と一緒でも要領よく教えたり、一緒に学んだりできるはずだ。

プログラミング教材となる知育系ガジェットは、ほかにも多数登場しているが、長年にわたり子供たちの“遊び”と向き合ってきた任天堂による「Nintendo Labo」は、クオリティの高さや楽しさの面でもやはり一歩抜きんでた「真打」といったところか。

何を隠そう、ここまでのチャレンジで、すでに「次はどんなプログラムをつくってみようかな」という意欲が、グングンと滾りまくっているほど。という次第で、次回は「Toy-Conガレージ」の真骨頂が伝わるような、一歩進んだプログラミング&工作に挑戦します!

文=石井敏治郎

# IT# Nintendo Labo# Toy-Conガレージ# オッサンIT化計画# ニンテンドーラボ
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