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「勝ち組パパ」の女性蔑視が、偏差値主義から娘を救う皮肉

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父親と中学受験 Vol.3
「仕事ができる父親ほど、子育てに苦手意識がある」。そんな傾向があることは、昔から根強く囁かれている。仕事で結果を出すための手法と、子供の素質を伸ばすための手法が相反することが多いからだ。しかし、いざ「中学受験」となると、子供と共通目標を立てて合格という結果を得るために、自分のビジネスノウハウが活きてくるはず! と意気込む父親も多い。実は「中学受験」には大きな落とし穴があるとも知らずに……。
この連載では、年頃の子供がいるオーシャンズ世代の父親が「中学受験に関わるときに注意すべきこと」を、教育・育児ジャーナリストのおおたとしまさ氏に直言してもらいます。

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子供の偏差値も自分を着飾るアクセサリーにしてしまう

ニッポンのビジネスマンはまるで階級社会である。どんな大学を出ているのか。どんな会社のどんな役職に就いているのか。年収はどれくらいなのか。特に男性は、そんなことをつい他人と比べて、ほっとしたり、卑屈になったりしてしまう。競争社会を勝ち残ってこそ男だというような価値観が根強いからだ。

まだ若いころであれば、どんなクルマに乗っているのか、どんな腕時計をしているのか、そしてどんな女性と付き合っているのかということにさえ、競争意識を燃やすことがある。車も腕時計も付き合う女性も、自分を着飾るアイテム。だから、より他人に自慢できそうなものがあれば、簡単に取り替える。

普通はどこかのタイミングで気付く。どんな派手なクルマに乗っているのかよりも、そのクルマをどれだけ大事にしているのかが大切だと。街中の注目を集める女性と歩いたり、たくさんの女性からモテたりすることよりも、長い時間をかけてひとりの女性とともにどれだけ成長することができるかが本当の喜びであると。

「結果」よりも「プロセス」そのものの中に価値がある。それがビジネスと人生の違いであるとわかる。すると、所属する会社の大きさや役職の高さ、出身大学などもさしたる問題ではないことにも気付けるようになる。

しかし不幸にもそれに気付けないまま親という立場になってしまうと、子供にも、他人から見えやすい「結果」ばかりを求めるようになる。偏差値60以上を維持しなさい、塾ではAクラス以上に入りなさい、御三家か早慶以上の学校でないと意味がない……。子供の「頑張り」が見えなくなる。

子供の偏差値や塾のクラス、そして通う学校までも、自分を着飾るアクセサリーにしてしまう。意識的にそう考えているわけではない。国産のファミリーカーではなんとなくカッコ悪いと思ってしまうくらいの感覚で、子供の偏差値を気にする。自分のアクセサリーとしてふさわしいようにと、子供に頑張らせる。

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