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「住宅購入vs賃貸、どっちがお得?」の比較、実は意味がない?

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不動産の噂の真相Vol.17
オーシャンズ世代にとって“避けては通れない未来”のひとつに、「住まいをどうするのか」というテーマがある。結婚し、子どもが生まれ、やがて巣立っていく――そんな人生の物語をつむぐ舞台=住まいについて、実は私たちはそこまで深い知識を持っていない。なんとなく周りの意見やメディアの見出しやウワサ話に踊らされてはいないだろうか。この連載では、元SUUMO新築マンション編集長が、世の中に出回っている“不動産のウワサ”について徹底検証。信じるも信じないも、あなた次第です。

「コスト比較」は、制作者の恣意的な条件設定で、損得の結論が変わる

家は買うのと賃貸を借り続けるのとではどちらが正解か? この疑問は、大げさに言えば住まい選びの永遠のテーマであり、古今東西、あらゆるサイトで論じられている。結論は、買ったほうが有利という記事もあれば、その逆もあるし、あえて結論を出さず中立の立場を保って書かれているものある。

筆者も、住宅情報誌の編集者だった時代にこのテーマで数えきれないくらいの記事をつくってきた。その経験から正直に言えば、購入と賃貸の少なくとも「コスト比較」については、ほぼ意味がないと思っている。というのは、買う場合の購入価格やローン金利、賃貸の場合の家賃をいくらに設定するか、また何年間の総コストを比較するかで、損得の結論は変わるからだ。

要は、制作者が恣意的に条件設定すれば結論をいかようにもコントロールできるわけで、実際、そうした意図があからさまに働いたと思われる記事も珍しくない。つい先日も、今年4月にあるサイトにアップされたばかりの、購入と賃貸を比べた記事を見たら、買う場合の住宅ローンの金利設定が2.1%になっていて、思わず苦笑してしまった。

苦笑の理由はふたつ。ひとつは、相対的に金利が高めの全期間固定金利型でも1%台前半で借りられる今の時代に、金利を2%超に設定している違和感だ。この時点で、記事の担当者は賃貸が有利な結論にしたい意図があるのかな、と邪推してしまう。もうひとつは、単なる仮定にすぎない設定金利を2.1%と刻んでいる不自然さ。2%丁度でも現実離れした高金利なのに、さらに0.1%上乗せているのは、そこに購入と賃貸の計算上のコストが拮抗する分岐点があったのだろう、と推察できる。

例に挙げたコスト比較が現実からズレているのは間違いないが、そもそも「読み物」の記事のなかで、住宅購入と賃貸のコスト比較をするのはかなり無理がある。購入であれ賃貸であれ、求める住宅や払える金額などの条件は人それぞれなので、本来なら読者自身が条件を入力できるシミュレーターのようなものでもなければ的確な比較はできないのだ。

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