OCEANS

SHARE

2018.02.10

ライフ

そこらのSNS写真と差をつける!ズルいスマホ撮影グッズ5選

スマホとSNSと、イイ写真 Vol.6
誰もがスマホで写真を撮れて、SNSにアップできる時代。満喫しているオッサン世代も少なくないハズ。デジタルフォトライフをさらに充実させるためのテクニック&マナーをご紹介。ちょっと耳の痛い話もあるかもしれないけど、知っておいて損はありませんよ!
「スマホとSNSと、イイ写真」を最初から読む
大人のスマホ写真のクオリティを上げるべく、さまざまなテクニックを紹介してきた当連載も、いよいよ最終回。ラストを飾るのは、おのれの撮影テクニックの低さをテクノロジー(主に金銭)でカバーしてしまう「ズルいスマホ撮影グッズ」。ツールに頼るというのも、ひとつの手かも知れませんよ?
 

どこでも固定OK! 動画撮影でも役立つマルチ三脚

三脚は「ゴリラポッド オリジナル」1414円/ジョビー https://joby.com、ホルダーは「スマートフォンホルダー」2160円/ベルボン www.velbon.com/jp/
まずカメラ機材の基本中の基本、三脚と、スマホを三脚に固定するためのホルダーです。いかに手ブレ補正を搭載した端末でも暗いシーンでは手ブレしやすくなるものですが、三脚さえあれば問題なし。とはいえシャッターを切る際に本体を揺らしがちなので、タイマー撮影に設定しておくのがポイント。
また、静止画のみならず、動画撮影やタイムラプス撮影でも活躍。スマホ用には各種ありますが、地面やテーブルだけでなく、フェンスや木などにも固定できるクネクネ脚のゴリラポッドシリーズが扱いやすいかも?
 

1本1万円で写真描写が激変!スマホ用高級レンズ

[左]「TELE LENS」、[右]「WIDE LENS」各99.9ドル/モーメント www.shopmoment.com ※写真は旧モデル
ここ数年は標準レンズに加えて、被写体に近づける望遠レンズやより広い画角で撮れる超広角レンズを備えたデュアルレンズ(カメラ)搭載のスマホが増えています。
「でも、自分のスマホにはレンズがひとつしか付いていない!」
とお嘆きのアナタにオススメなのが、スマホレンズにかぶせて使えるコンバージョンレンズ。簡単なものではクリップオンで手軽にくっつけられるリーズナブルなモデルもありますが、やはり画質はお値段なり。ちょっと他人と差をつけたいのであれば、1本1万円以上の高級スマホレンズを個人輸入してみてはいかがでしょうか。
アメリカのモーメント社は、映画撮影用レンズの技術を注ぎ込んだ高品質なスマホ用コンバージョンレンズを4種類揃えています。たとえばiPhone 8のレンズ(35mmフィルム換算28mm相当)にかぶせると約3倍相当のズームになる「TELE LENS」(同60mm相当)をはじめ、より画角が広がる「WIDE LENS」(同18mm相当)、被写体にずずいと近寄ることができる「MACRO LENS」(10倍)、超広角の魚眼レンズ「SUPERFISH LENS」(170度)があります。
利用にあたっては専用ケースか、本体に貼り付けるプレートを介さないといけませんが、iPhoneの広告でも使われたと噂されているだけあって画質は本物。個人輸入してでも買いたい逸品です。
 

まるでデジタル一眼レフの操作感!カメラ風グリップ

「PICTAR ONE PLUS」1万9800円/ミゴ https://mymiggo.com
普段デジカメを使っているだけに「スマホカメラじゃ撮る気にならない」というこだわり派には、装着するだけでスマホにデジタル一眼レフ風の操作感を加えられるグリップカバー、「ピクター ワン」を。ご覧の通り、スマホをしっかりホールドすることもできますし、露出補正ホイールやズームリングはもちろんのこと、半押しAF(オートフォーカス)可能なシャッターボタンまで備えています。さらにLEDライトや三脚を取り付ける穴まであるので、前述したホルダーいらず(そうそう、LEDライトも便利ですよ)。
利用にあたっては専用カメラアプリが必要ですが、Wi-FiやBluetoothのペアリングなく使えるので、撮りたいときにすぐ起動できる手軽さにつながっています。
 

思い出が“全部”残せる高画質360度パノラマカメラ

「Insta360 ONE」4万2999円/ハコスコ https://hacosco.com
もはやスマホ撮影グッズというより単体のカメラではありますが、スマホと一緒に使うことで楽しさが倍増するカメラが、4Kの360度パノラマ動画が撮影できるInsta360 ONEです。
Lightning端子を備えた本体をiPhoneに接続すれば、モニター付きのパノラマカメラに早変わり(Androidにはアダプタを介して接続可)。レンズ保護も兼ねたハードカバーは、そのままiPhoneスタンドにもなるため、例えば飲み会のテーブルの中心に置いて録画すると参加者全員の動きを捉えた面白いパノラマ動画が記録できます。
また、カメラ単体を自撮り棒にくっつけて撮影すると、まるでドローンで撮影したかのように自撮り棒が消せるほか、カメラをぐるぐる振り回すと映画『マトリックス』の弾丸避けシーンのような自分を中心にしたバレットタイム動画も撮影可能。また、新たに防水ケースも登場したので360度のアクションカムとしても利用できます。
このへんの凄さは実際に紹介動画をご覧いただいた方がご理解いただけるかもしれません。これまでの常識では考えられないような映像世界が広がりますよ。

 
スマホでの写真撮影が当たり前の世の中になり、ハイクオリティな補助ガジェットもよりどりみどり。腕でカバーできないなら、“カネ”に頼るのもアリ。みなさんのスマホ写真ライフが少しでも充実すれば幸いです。
取材・文=熊山 准
 


SHARE

次の記事を読み込んでいます。