「左脳を刺激する! オッサンIT化計画」を最初から読むオン・オフ問わずスマートフォンが手放せない時代になっても、ちょっとしたメモ書きやスケジュール管理に関しては、紙の手帳を使ったほうが、まだまだ便利と感じることも多いはず。昔から手帳を愛用してきた世代なら、その思いは特に強いだろう。
そこで注目したいのが、最近話題の“スマートペン”。紙に書いた文字や図柄をそのままデジタル化してくれる、アナログとデジタルの便利さを兼ね備えた画期的なアイテムだ。果たして、その使い勝手はいかに?
書いた内容を即座にデジタル化! 検索も共有もグンと楽になるスマートペンとは?打ち合わせや会議の場でメモ代わりにスマートフォンやパソコンを取り出しても、さほど非常識には見られなくなったとはいえ、責任と威厳を保つべき立場としては、なるべく軽薄な印象を与えたくないもの。
というか正直なところ、要点をメモするためには、キーボードやフリック入力よりも、やっぱりペンで手書きをしたほうが早い場合が多いじゃないですか。これって、オッサンに限らないことだと思うんですよね。
しかし、いかに素早く書き込めるとはいえ、紙を使ったメモには「書いたメモを探すのが面倒」、「メールなどで共有する際には、手書きのメモを入力しなおす手間がある」といった欠点があるのも事実。
メモした記憶は確かにあるが、どこに何を書いたんだっけ? と無駄な時間を浪費していると、やっぱりこれからはデジタルでメモすべきなのかなぁ、なんて弱気になったりもしていたのですが……。
結論から先に言っておくと、今回体験したスマートペン「ネオ スマートペン N2」(ネオラボ/実売価格:約1万6000円)は、そんなオッサンの弱気を吹き飛ばしてくれる、画期的なアイテムだったのですよ。これホント!
予想以上の手書き文字認識精度。オンラインストレージとの連携も可能ものすごく大雑把に説明すると、「ネオ スマートペン N2」のようなスマートペンとは、スマートフォンと連携し、紙に書いた文字をデジタル化してくれる筆記用具のことだ。過去にも様々なスマートペンが登場しているが、「ネオ スマートペン N2」はその最新進化版といったところ。
書いた文字をテキストデータに変換してくれるのはもちろん、音声録音ができたり、さらにはカレンダーアプリと連携し、手帳に書き込んだスケジュールをアプリ上に反映させたりといった、にわかには信じがたい機能を備えている。
わかりやすいイメージ写真(メーカー提供)を使えば、こんな感じ。実際に使ってみたが、紙に書いたのと、本当にほぼ同時に、書いた内容がアプリ上に反映されていく。アプリ上で設定をすれば、ペンの色や太さを変更することも可能だ(しかも、書いた後で変更することもできる)。
最大の魅力となるのは、やはり書いた文字をテキストデータに変換する機能だろう。
このように悪筆でも、思った以上の精度で認識してくれる。きれいな字が書ける人なら、まず間違いなく手書きをデジタル化してくれるはずだ。テキストデータ化することで、書いたメモの内容を文字で検索できるようになるのは、かなり便利。メモのデータをグーグルドライブやエバーノートのようなオンラインストレージに保存するしくみになっているので、パソコンで内容を参照するのも簡単だ。
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