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シェアの時代だけれど、 個性も大切 〜Wooden Vehicle〜

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ただくつろぐだけでも気持ち良い時間を過ごせ、サーフィンをした瞬間に人生は大きく変わってしまう。ひとつのシーンからそんな海の魅力を発見していくコラム。

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今回は「Wooden Vehicle」

クルマをシェアする時代となって久しい。共有すれば、所有するときに負担となる駐車場代(都市圏ならなおさら)や保険料といった、日々の安くないコストと無縁になる。しかし「これに乗っている」という個性は表現できない。

その点が残念だというのは、米国サンフランシスコに住むジェイ・ネルソン。ウッド製のクルマを手掛けるアーティストで、「昔のクルマは不完全だけれど、手を加えて使えるなら、それにこしたことはない」と言い、年式の古い車両にキャンパーを備えるなど、新しい息吹をもたらす。

「シェアの精神は素晴らしいが、残念なのは没個性的であることだ。僕にとってのクルマは単なる移動手段ではなく、自分を表現するモノでもあるから、所有をして、カスタマイズするのがしっくりくる方法なんだよ」と続ける。

居住スペースを利用しながら、あてどなく波を求めるサーファーならではの使い方も多々ある。こだわりの暮らし方を、クルマにも反映させているのだ。

写真はスバルが1982年に発売した、ブラットの北米市場モデル。米国スバルがスポンサーとなりロサンゼルスで催されたアートショーで、このクルマがプロジェクトの題材になった。

またジェイは、キャンパーライフは現代にフィットする暮らし方だと指摘。土地が高騰したカリフォルニアでは、若い世代が家を持ちにくい。タイニーハウスをはじめ、クルマを居住スペースとする人が増えているのは、そうした社会背景にも理由があるのだという。

ジェイ・ネルソン所蔵=写真 小山内 隆=文・写真セレクト

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